• 誰かの常識は誰かの非常識?使えるフリーランスが去っていく企業の特徴
公開:2021/06/14  更新:2021/05/22

誰かの常識は誰かの非常識?使えるフリーランスが去っていく企業の特徴

企業間の取引と同じような考え方でフリーランスと仕事をしていると、有能なフリーランスほどその企業を去っていきます。
「次回以降の取引は遠慮を‥‥」
「こちらの条件ではちょっと‥‥」
と敬遠されてしまいがちな対応をまとめました。

要件定義前に見積もりを要求する

やることが決まっていないと、工数を出すことができません。
フリーランスは作業の難易度やかかる時間から見積もりを計算することが多いので、「とりあえず先に見積もりをください」というやり方は嫌がられます。

報酬につながらない拘束時間が多い

「とりあえずアイデアを聞きたいので会議に参加してください」、「進捗状況を逐一オフィスまで報告に来てください」など、直接報酬につながらない時間を割くことを避けるフリーランスは多いもの。
フリーランスは時間をお金に換えて仕事をしています。報酬に含まれない時間を拘束する際は、交通費や移動にかかる時間を考慮して本当に必要な会議かどうか今一度確かめてみましょう。

レスポンスが極端に遅い

修正の戻しが数ヶ月音沙汰なし、仕事を納めても待てど暮らせど入金連絡がない‥‥こうした「待ち」の時間はフリーランスにとって大敵です。
言い換えると優秀でいくつも案件を掛け持ちしているフリーランスは、レスポンスの早い企業と取引をしたいと考えています。社内と同じように、フリーランスともスムーズなやりとりを心がけると良いでしょう。

優秀なフリーランスがぜひ取引を続けたいと思う企業とは

優秀なフリーランスが継続して取引したいと思えるクライアントは、上に挙げたNG行動とは反対の対応をするクライアントです。
レスポンスが迅速であれば、フリーランスもできるだけ前倒しで良い成果物を納めたいと思って仕事ができますし、要件定義が明確であれば余分な作業が発生するリスクが少ないので適正な見積もりを提示することができます。

フリーランスの合言葉はタイムイズマネー

フリーランスが扱っている商品は、大きくとらえれば「時間」そのもの。
フリーランスがかけた時間(工数)が報酬に直結しているという前提を理解すれば、フリーランスに嫌われない企業として活躍していけるはずです。
何より大切なのは、企業とフリーランスがそれぞれのワークスタイルの違いを認識し、双方にとって最適な仕事のあり方を検討し続けていくことといえるでしょう。

執筆者 トムケ
【略歴】
大学院在籍時から音楽講師、ライターとして活動。

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