• 【無資格、未経験でもOK! 完全在宅のライターで食べていくために必要な、たった3つのこと】
公開:2021/07/03  更新:2021/06/20

【無資格、未経験でもOK! 完全在宅のライターで食べていくために必要な、たった3つのこと】

大手企業が副業を解禁したり、在宅ワークが増加したりといった変化もみられるようになりました。このようななかで、「家でできる仕事で食べていきたい」と考えるようになった人もいるでしょう。そこでここでは、無資格・未経験からライターを始めて、法人設立までいたった私が、「完全在宅ライターで食べていくために必要なたった3つのこと」を解説します。

絶対に締め切りを落とさない

在宅ライターとして食べていくために守らなければならないことのうちのひとつが、「絶対に締め切りを落とさない」ということです。

クライアントにとってもっとも困るのは、「予定していた期間内に、原稿ができてこないこと」です。こうなるとクライアントはライターに連絡をとらなければならなくなりますし、そのライターが連絡無視をしたり「できません」と言ったりした場合はほかのライターを探さなければならなくなります。ほかのライターが見つかるとは限りませんし、見つかったとしても発注単価が非常に高くなることもあるでしょう。
これはクライアントにとって大きな負担です。
逆をいえば、「どんなときであっても、絶対に締め切りを守るライター」はそれだけで信頼されます。それぞれ事情はあるかと思われますが、天災や不慮の事故でもない限りは、締め切りは絶対に守るべきものです。

コピペをしない

コピー&ペースト(以下コピペ。既存の文章などをコピーし貼り付けることをいう)は、クライアントにとって大きな悩みです。
コピペをした文章を納品されてしまうと、クライアントは書き直しを要求しなければならなくなり、時間がかかります。
コピペに気づかずに掲載してしまった場合はさらに深刻で、グーグルなどの検索順位が落とされてしまうこともあります。
さらにメディア自体の信用も下がりますし、場合によっては著作権に違反するとして申し立てられることすらあります。
このように、コピペは甚大な損害をもたらします。
しかしそうであるにも関わらず、コピペを行う人の割合は非常に多いといわれています。
コピペをしないだけで、採用確率が上がったり、継続契約に繋がったりするという現実があります。

社会人としてのマナーを守る

フリーで生きていこうとするライターにとっては、「営業」「メールのやり取り」も仕事のうちです。
このときに必要になるのが、「常識的なメールマナー」です。
これは何も、難しいことを指しているわけではありません。
「基本的な挨拶を行う」「丁寧語で書く」「感情的な文章を送らない」「相手がミスしたであろうときでも、まずは『お伺い』を立てる」などを守るだけで構いません。
これにプラスアルファで、
・質問点をわかりやすく記す
・誤字脱字、誤用がない文章を書く
・できるだけ早め(1営業日以内)に返す
などを実践できれば、さらに評価は高くなるでしょう。
なお、「土日祝日は休みですので、金曜日の17時以降のご連絡は月曜日以降に順次返します」などのように、「返すことのできるタイミング」を書き添えておくとなお理想的です。こうしておけば、相手も焦らずに待つことができます。
ここで紹介してきた3つのポイントは、いずれも「ごく当たり前のこと」「一般的なこと」「大前提」です。
しかしこの3つのポイントをきちんと守ることができている人は、意外なほどに多くありません。
逆をいえばこの3つのポイントを守ることができれば、完全在宅のライターで食べていくことは十分に可能だということです。未経験でも無資格でも、文章は書けばうまくなるものです。そのため、それよりも強く求められるのは、「誠実な対応ができる人間であること」なのです。

執筆者:鍋谷萌子
2012年、まったくの未経験状態・無資格状態からフリーランスでライター業務を開始。2018年に法人独力で法人設立、2021年に業界紙で「活躍する人物」として掲載される。

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