在宅ワークに起こりがちなトラブルって?
最近は働き方が多様になり、特別な資格がなくてもパソコン1つでできる仕事として、在宅ワークを始める人が増えていますよね。
総務省の2018年の調査によると、就業状況別に見た場合、パート・アルバイトの約52%、専業主婦の20%、学生の60.0%もの人達がクラウドソーシングで仕事を受けてみたいと回答したほどでした。※
(※クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事をやりとりするサービスのことです。)
もちろんクラウドソーシング型ではない在宅ワーク募集サイトもあり、就業者の選択肢は広まりつつあります。
しかし、在宅ワークには特有のトラブルも起こり得ます。
これから在宅ワークを始めるか検討中、もしくは始めたばかりでマイナス面も知っておきたい人のために、本記事で筆者が在宅ワークを行ううえで経験した3つのよくある問題を紹介します。
生活のメリハリがつかない
1つ目は、しっかり自制しないと生活のメリハリがつかない点です。
自分の割り当てさえ終われば好きな時に仕事をしても問題ない在宅ワークの場合、家にいるとついついやる気が出ないこともあります。
本来日中終わらせたい仕事をだらだらと夜まで引き延ばしてしまうことも起こりがちで、その結果深夜に作業を行い、生活リズムを崩してしまったことがありました。
現在は決められた時間帯に働くタイプの在宅ワークも行っているため、生活リズムは改善されましたが、自由に働ける在宅ワークだからこそ自分を律していかなければならない難しいポイントもあります。
自宅のネットの通信状況が悪くビデオ会議がうまくいかないことがある
クライアントとビデオ会議をしようとした時にうまく繋がらなかったトラブルも経験したことがありました。
結局映像なしで音声のみの参加となっても問題なかったものの、在宅ワークだからこそ相手との信頼が大切で、顔を見せて会話したほうが良いケースもありますよね。
在宅ワークだと基本的にネット回線の使用料は自腹であることから、通信費を安くするために通信量が増えると速度制限がかかるプランを契約している人は注意が必要です。
私は現在別の通信会社に変えたため問題は解決しましたが、通信に問題があっても引っ越しの事情などで契約を変えられない人は困ってしまうことがあるかもしれません。
在宅ワークのトラブルは解決できるものがほとんど
在宅ワークで起こりがちなトラブルの例を挙げてきましたが、いずれも対策次第で対策可能なものばかりです。
セキュリティ上問題のない場合には、コワーキングスペースで仕事を行うなどの対処方法もあります。
以上のような問題があっても。やはり通勤の必要がないことや、さまざまな案件に触れることで自分自身が楽しめるのが在宅ワークのメリットです。
在宅ワークを始めるべきか、もしくはこれから仕事を増やそうか迷っている人がいたら、ぜひ不安がらずに新しい仕事を探してみるとよいでしょう。
著者:ヒイラギ
2015年から民間企業でリモートワークを行う、在宅ワーク事情に精通したフリーライター。