特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など
宮城県は日本で有数の米の生産地です。「ひとめぼれ」や「ササニシキ」といったブランド米を全国に届けています。畜産方面でも「仙台牛」は質の高い霜降り牛肉として人気を確立しています。また宮城県の至るところで「牛タン定食」が食べられます。他にもずんだ餅や笹かまぼこ、「萩の月」といった定番のお土産から、宮城伝統こけしなどの工芸品まで幅広い種類の特産品があります。宮城県の歴史は、伊達政宗を抜きにして語ることはできません。それまで奥州を支配していた大崎氏を打ち破り、伊達政宗が実権を握ると、次々に領土を拡大し奥州全土の覇権を握りました。天下統一は成し遂げられませんでしたが、江戸時代には仙台藩の藩主として62万石を治め、治水工事や新田開発など現代の宮城県の礎となる事業を次々に行いました。その功績を称えるため、伊達政宗像が仙台城跡に造られています。
宮城県の著名人と言えば、オリンピック2大会連続金メダリストでフィギュアスケーターの羽生結弦さんや、視聴者の好感度が最も高いお笑い芸人のサンドウィッチマンさんがいます。宮城県の方言は仙台弁です。「だから」(同意の意味を表す)や「いずい」(もどかしい・しっくりこない)などの独特の表現方法があります。
2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向
2021年8月時点での宮城県有効求人倍率(季節調整値)は1.37倍です。全国の有効求人倍率が1.14倍ですから、高い数値を保っています。宮城県の最低賃金は時間額853円で全都道府県中29位です。宮城県の経済動向は、「厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しの動きがみられる」と発表されています。個人消費は緊急事態宣言などの影響により落ち込んでいるものの、企業倒産の動きは落ち着き、各種の生産が持ち直しています。
県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報
宮城県ではウィズコロナ・ポストコロナを見据えて、在宅ワークを推奨しています。在宅ワーク活用事例集を県のホームページに公開して、積極的に後押ししています。また企業や個人を対象に「宮城県サテライトオフィス設置推進補助金」を設け、仕事場や住居の賃料の一部を補助しています。また「ワーケーションプログラム造成推進補助金」も実施していました。ワーケーションとは、在宅ワークで仕事をしながら、空いた時間に観光スポットの訪問や地域交流するなど、バカンス要素を含めた働き方を意味します。在宅ワーク求人で仕事を見つけ、宮城県の各地を周遊するといった過ごし方も素敵かもしれません。
宮城県では新築住宅に対して様々な助成金を設けています。宮城県産の木材を使用して木造住宅を建築した場合の助成金や、太陽光発電などのスマートエネルギー設備を導入した新築住宅への補助金があります。また東日本大震災の被災者に対しては継続して、住宅再建の補助金を給付しています。くわえて県内の各自治体では独自の助成金を設け、空き家を改修して移住する人に対してへの補助金など、これから宮城県に移住して在宅ワークする人にとって有益な制度もあります。
県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事
宮城県のキャッチコピーは「笑顔咲くたび伊達な旅」です。宮城県では子供の笑顔を守るため、様々子育て支援をしています。中学生まで支給される児童手当や、乳幼児医療費助成など手厚い保護を実施しています。また「子育て支援パスポート事業」を運営し、子育て家庭は協賛する企業において、割引や優待サービスが受けられます。
宮城県では障害者や若年求職者の雇用支援など様々な雇用対策をしています。中でも県外から移住して就職する人への支援に力を注ぎ、「みやぎ移住ガイド」なる相談窓口を設けています。県外の学生の就職活動でかかる交通費や宿泊費を補助したり、東京23区からの移住に対しては最大100万円(単身だと60万円)の支援金を給付しています。
人口・面積・世帯数
2021年8月末時点での宮城県の人口は227万2,961人です。全国で14番目の人口規模で、県庁所在地の仙台市は東北地方で唯一の政令指定都市に指定されています。男性が110万8,331人、女性が116万4,630人住んでいます。世帯数は102万4,275世帯で、1世帯あたりの人数は2.22人です。宮城県の面積は7,282 km²で、全国で16位の広さです。