特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など
福島県の特産品として知られているのが、福島だるまや会津塗、赤ベコなどの伝統工芸品です。会津塗は国指定伝統的工芸品として認定されており、全国的にも高い評価を得ています。自然が豊富な福島県は、農産物の特産品もたくさんあります。桃やいちご、トマトなどは、ジャムやコンポートなどの食品に加工されて、店頭に並ぶことも少なくありません。太平洋に面している福島県は、アンコウやマグロなどの海産物も特産品として人気を得ています。県内には酒蔵も多く、さまざまな銘柄の日本酒が特産品になっているのも福島県の特徴です。福島米の「夢の香」を使った吟醸酒などは、お土産でも人気があります。
福島県出身の著名人には、俳優の西田敏行やタレントの梅沢富美男、女優の伊藤美咲などがいます。「長持ちする」の意味で使われる「むすい」や「冷たい」を表現するときに使われる「ひゃっこい」、「ありがとう」を意味する「ありがとない」などは、福島県独特の方言のひとつに挙げられるでしょう。
2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向
福島県労働局では、2021年8月の有効求人倍率を1.29倍と公表しています。8月はやや有効求人倍率が減少傾向にありますが、求人の数自体は増加する動きが見られます。そのため、福島県労働局では、県内の雇用の状況が回復しつつあると判断しているようです。2021年10月1日現在、福島県の最低賃金は1時間当たり828円で、改定前から28円ほど金額が引き上げられました。雇用形態にかかわらず適用される最低賃金が増加していること、求人が増えていることなどを総合して考えると、2021年10月1日現在の福島県の経済状況は少しずつ回復傾向にあることがイメージ出来ます。
県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報
2021年8月から9月にかけて2次募集が行われた「福島県テレワーク施設等整備補助金」は、福島県が独自に用意している在宅ワークのサポート制度です。こちらの制度は、テレワーク受入環境整備事業とサテライトオフィス開設事業を行う事業者が対象です。テレワーク受入環境整備事業は、遊休施設などをコワーキングスペースとして活用し、テレワークの環境を整備する場合などに利用が出来ます。サテライトオフィス開設事業は、福島県内にサテライトオフィスを設け、テレワークの環境を整備するときに利用が可能です。
いずれの事業も、環境整備にかかった経費の一部が福島県から補助されます。オフィスとして利用する施設の改修費用はもちろんですが、パソコンやウイルス対策ソフトなどの備品の購入費用も補助の対象になります。2021年10月1日現在、「福島県テレワーク施設等整備補助金」の2次募集の受付は終了しています。今後も同じような制度が設けられる可能性があるため、県のホームページなどをこまめに見ておくと役立つでしょう。
県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事
福島県では、「ひとつ、ひとつ、実現する福島」をスローガンに掲げています。こちらのスローガンは、ひとりひとりが協力しながら、バトンを引き渡すように気持ちを共有し、ひとつずつ夢や希望を実現していこう、というのがひとつのテーマになっています。スローガンを元にPR活動などを行う広報隊と呼ばれるグループを設けていることは、福島県ならではの取り組みです。福島県の子育て支援の中心となっているのが、県の子育て支援課です。
こちらの課では、各地域に設けた子育て支援の拠点と連携をしながら子育て中の家族をサポートしています。親子で利用が出来る児童センターや児童館などは、福島県が子育て支援のために設けている施設のひとつです。福島県では、求職者と事業者のマッチングを行う「Fターン」のサイトなどを開設しており、在宅ワーク求人などを探す人にも役立つ情報を提供しています。
人口・面積・世帯数
福島県は、2021年9月1日現在の県の推計人口を1,814,512人と発表しています。推計人口の内訳は男性が894,704人、女性が919,808人です。福島県が公表している同時期の県民の出生や死亡、転出、転入のデータを見ると分かるように、県内の推計人口は幾分減少傾向にあるようです。ちなみに、2021年9月1日現在の福島県の世帯数は744,191世帯です。福島県は13,783.90平方キロメートルの面積を有しており、面積の広さでは全国で3位にランクインをしています。県内でとくに面積が広いのは、いわき市、郡山市、福島市などの自治体です。
