• 自然豊かな石川県はこんなところ
公開:2021/10/17  更新:2021/10/17

自然豊かな石川県はこんなところ

「小京都」の呼び名が有名な石川県。豊かな自然とほど良い街のにぎわいを感じることができることから、全国各地から観光に訪れる人も多い県です。石川県で在宅ワークをする場合、まず地元がどのようなところかを知っておくのも良いでしょう。今回は仕事上で登場する可能性が高い方言などを含め、石川県がどのようなところなのかを紹介します。

特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など

石川県では能登地方を中心に話されている「能登弁」と金沢市周辺で話されている「金沢弁」があり、どちらも語尾を伸ばしぎみに話すのが特徴です。仕事上でも出てくることがある方言の例を挙げてみましょう。たとえば、電話や取引先などに訪れた際、「〇〇さん、おいでますか?」と問いかけられることも少なくありません。「おいでる=いらっしゃる」という意味で、このケースでは「〇〇さんは、(そこに)いらっしゃいますか?」と聞いています。「明日は〇〇においでるんですか?」のように翌日以降の話題の場合は、「明日は〇〇に行きますか?」という意味に変わるので覚えておくと便利です。

石川県出身の著名人には俳優の鹿賀丈史さんや真那胡敬二さん、料理人の道場六三郎さん、パティシエの辻口博啓さんなどがいます。また、第85代、第86代内閣総理大臣を務めた森喜朗さんも石川県出身です。石川県の特徴のひとつとして「天気が変わりやすい点」が挙げられるでしょう。石川県では雲一つない晴れの日でも、急に雨が降り出すというケースも珍しくありません。そのため、石川県では晴れていても常に折り畳み傘を持参して出かけるほうが安心です。

2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向

厚生労働省の調査によると、2021年7月時点での石川県の有効求人倍率は1.35%でした。2021年6月と比較すると0.03%減となっており、これは石川県内の在宅ワーク求人を含める雇用状況として10カ月ぶりの低下です。しかし、現状として、有効求人倍率が急激な低下をすることもなく、求人数に余裕があるわけではないものの、緩やかな右肩上がりに持ち直してきているといわれています。なかでも求人数が多いのは「医療・福祉」「卸売業・小売業」です。

大手企業や中堅企業については2021年度の収益増になることが見込まれていますが、一方で中小企業については収益減になる見込みで、回復までには時間がかかると予想されています。また、石川県の最低賃金は2021年7月時点で861円であり、前年同月から28円増です。この点からも石川県内の雇用状況が回復しつつあることがうかがえます。

県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報

石川県では対象となる中小企業に対し、在宅ワーク導入のために支援助成金を用意しています。こちらの支援金は、在宅ワークを導入するにあたって必要になるパソコンやタブレット、スマホなどの端末機器の購入金額の10分の3(限度額20万円)を助成するものです。ただし、配送費や設定費、事務手数料などは含まれていません。ほかにも石川県の取組みとして、金沢市内に事業所がある従業員数300人以下の企業を対象に、働きやすい職場環境づくりアドバイザーによる訪問アドバイスがあります。アドバイザーは石川県社会保険労務士会が選んだ社会保険労務士で、1回1時間程度、無料で3回まで受けることができるようになっています。

住宅助成金には、石川県ならではのものもあります。「手入れ不足の人工林防止」「森林の公益的機能維持を増進する」といった目的のため、石川県産の材料を使用している住宅の新築・増改築に対する助成制度です。助成金を受け取るための条件を満たしていれば、使用箇所によって5~50万円までのサポートを受けることができます。

県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事

石川県では各地域ごとにスローガンを掲げています。たとえば、金沢市は「世界の『交流拠点都市金沢』をめざして市民が創る誇りあるまち」というスローガンになっています。石川県の顔といっても良い金沢駅は、2011年にアメリカの旅行雑誌において「世界で最も美しい駅14選」のひとつに選ばれました。

石川県では女性の社会進出を推進していることから保育環境にも力を入れており、保育士の育成や保育士からの相談受付なども子育て支援室の役割のひとつです。ほかにも、ひとり親家庭でかかった医療費の助成をする「ひとり親家庭福祉制度」、ひとり親家庭の父・母が就職できるように必要な資格取得を支援する「自立支援教育訓練給付金」「高等職業訓練促進給付金」などもあります。

また、「東京23区に5年以上在住もしくは通勤していた」「平成31年4月1日以降に石川県内へUIターンした」「移住支援金対象法人に就業した」という3つの条件を満たしていれば、単身の場合で60万円、世帯の場合で100万円の移住支援金が支給されます。こちらは石川県内の中小企業における人材不足を解消する目的ではじまりました。

人口・面積・世帯数

石川県の人口は113万3294人(令和2年10月1日現在)で、面積は約4186平方キロメートルです。また、県内の世帯数は47万9284世帯(令和3年1月1日現在)で、前年度より0.8%増になっています。石川県は年々世帯数は増加しており、特に多いのが県庁所在地である金沢市です。そのため、在宅ワーク求人においても、金沢市で募集されているものが多いといえるでしょう。金沢市周辺はバスや駅利用などをしやすく、どこにでも移動しやすい環境が整っていますが、郊外で住む場合は車移動が必須です。郊外にもバスや駅などはありますが、金沢市内と比較すると圧倒的に少ないため、在宅ワーク求人を探す場合には金沢市に注目をするのもひとつの方法になります。

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