在宅ワークをする際に知っておくべく岐阜県の特徴

#特産品
岐阜県は農業や酪農が盛んな地域で、県を代表する特産品には、飛騨牛や赤かぶなどがあります。明宝ハムや山岡の細寒天といった加工食品も同県に行ったらぜひ手に入れたい逸品です。また、県内北部の飛騨地方には、13件の酒蔵があり、そこで醸造された日本酒は飛騨の地酒として知られています。

#歴史
岐阜県内には、日野遺跡や寺田遺跡、椿洞遺跡といった後期旧石器時代の遺跡が存在しており、当時から人々が暮らしていたことが分かっています。中世以前はこの地には飛騨と美濃という主に2つの国が設けられていましたが、戦国時代に織田信長によって岐阜と名付けられて以降、その名が使われることが多くなりました。1600年には天下分け目の関ヶ原の戦いが、現在の岐阜県内で行われています。近代になると様々な地場産業が発展し、現在では名古屋のベッドタウンとしての性格も有しています。

#著名人
岐阜県は、これまでに数多くの芸能関係の著名人を輩出してきています。例えば、俳優の田中邦衛さんや寺脇康文さん、綾野剛さん、女優の岡田奈々さんなどは同県の出身です。また、大人気アニメの「鬼滅の刃」の主題歌を歌ったLiSAさんも、岐阜生まれの著名人として知られています。

#地域の特徴
岐阜県は本州のちょうど中心部に位置しており、北側で富山県、石川県、福井県、西側で滋賀県、南側で三重県、愛知県、東側で長野県とそれぞれ県境を接しています。海に囲まれた日本では数少ない内陸にある県であり、県内の8割を森林が占めているというのが特徴です。北部は乗鞍岳や御嶽山といった3,000メートル級の山々が連なる急峻な地形であるのに対し、南部は美濃平野を中心に比較的平坦な地形となっています。

#有効求人倍率
岐阜県の有効求人倍率は、2021年7月時点で1.42となっています。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響もあって1倍近くまで落ち込んだ時期もありましたが、2021年に入ってからは比較的堅調な水準で推移しています。

#最低賃金
岐阜県内の最低賃金は、2021年9月までは852円でしたが、10月以降は一気に28円もアップして880円となりました。賃上げ傾向になっているのは、県内で仕事をしようと考えている方にとっては朗報です。

#経済動向
財務省東海財務局が発表したレポートを見ると、岐阜県内の経済は、2021年7月時点では、新型コロナウイルス感染症の影響によって、一部に厳しい状況があるものの、持ち直してきているとされています。もっとも、生産活動や企業収益が上向きつつある一方で、設備投資は落ち込むなど、今後の見通しは定かではありません。

#在宅ワークの助成金
岐阜県では、新型コロナウイルス感染症への対策のために在宅ワークを新規に導入した中小企業事業主などに対する、上乗せ給付金の制度を用意しています。これは、国が行っている同様の給付金に、100万円を上限として上乗せするという岐阜県独自の制度です。同県の中小企業事業主は他府県の事業主よりもたくさんの給付金が受け取れることになるため、積極的な活用が期待されます。

#住宅助成金
岐阜県内では、県民が居住するための住宅を建設、購入、増改築した場合に、県が住宅ローンの金利の一部を助成する制度を用意しています。例えば、一定の条件を満たせば住宅ローンの当初5年間の利子分に相当する金額を助成してもらえるのです。

岐阜県では、「ぎふ子育て応援団」というポータルサイトを運営し、そこを通じて県内で子育てを行う人に役立つ様々な情報を発信しています。また、それとは別に「ふふふぎふ」という、同県への移住や定住を検討している人向けのサイトも用意されていますので、同県に住んで在宅ワークをしてみようと考えている方は一度見てみると良いでしょう。移住者を対象にして、最高で50万円（単身者は30万円）の補助金を受け取れる、「清流の国ぎふ移住支援補助金」という制度も用意されているほか、県内の在宅ワーク求人件数も増えているので、移住を考えている方にとっては良い環境が整っていると言えるのではないでしょうか。

#人口
岐阜県の人口は、2021年4月時点で、2,008,763人です。男女の内訳は、男性が979,290人であるのに対し、女性が1,029,473人であり、女性の方がやや多めになっています。

#面積
岐阜県の面積は、約10,621平方メートルであり、これは全都道府県の中で7番目に大きい水準です。

#世帯数
岐阜県内の世帯数は、2021年4月時点で、838,161世帯となっています。人口を世帯数で割ると、1世帯につき約2.4人がいる計算になります。