• 学生に人気の在宅ワーク7選!始める前に知っておきたいメリット・注意点も解説
公開:2022/05/07  更新:2022/04/28

学生に人気の在宅ワーク7選!始める前に知っておきたいメリット・注意点も解説

勉強やサークル、友だち付き合いなどで何かと忙しい学生生活。バイトをしたいものの、時間がなく思うように稼げないと悩む学生も多いでしょう。そんなときは、「在宅ワーク」がおすすめです。今回は在宅ワークの特徴やメリット・注意点を踏まえ、学生に人気の高い在宅ワークを7つ紹介します。自分にできそうなものがあるかチェックし、注意点を押さえながら挑戦してみましょう。

在宅ワークの特徴・メリットは?

大学生に人気の在宅ワーク

そもそも在宅ワークとは何なのか、まずは基礎知識を理解しておきましょう。

在宅ワークとは

在宅ワークとは、その名の通り自宅で働いてお金を稼げる仕事のことを指します。自宅で行う仕事といえば、「内職」が思い浮かびますよね。内職は、特定の企業と雇用関係を結び、企業から支給された材料を使って自宅で組み立てなどの作業を行う仕事です。本来は、オフィスや工場などで行う作業を自宅で行っているだけであり、法律により最低賃金が定められています。一方で、在宅ワークは自宅で行う仕事を指す総称のようなものであり、特定の企業と雇用関係を結ぶとは限りません。前述した内職のほか、リモートワークとして自宅で働く場合や業務委託を受けて働く場合、その都度自分にできる仕事を受注して納品する場合などもすべて在宅ワークの一環となります。

在宅ワークのメリット

一般的なアルバイトと比べ、在宅ワークには主に3つのメリットがあります。1つ目は、自宅で働けるため移動の手間や時間を節約できる点です。アルバイトなどの場合、出勤時間やシフトが決まっていますよね。あらかじめ決まった場所に行き、決まった時間通りに働かなければなりません。これに対し、在宅ワークは基本的に自分の好きな時間に、自宅など好きな場所で働くことができます。しかも、在宅ワークは基本的に座って行うデスクワークが多いため、体力に自信がなくても長時間行いやすいでしょう。

2つ目のメリットは、人間関係に気を遣う必要がない点です。アルバイトでは、ほかの多くのスタッフや上司と一緒に働くため、お互いに会話や協力をしなければなりません。なかにはどうしてもウマが合わなかったり、厳しい上司がいたりして人間関係が面倒だと感じることもあるでしょう。この点、在宅ワークは自分だけで働くため、ほかの人を気にする必要がありません。業務連絡などでやり取りする場合もありますが、一般的なビジネスマナーさえ押さえておけば問題なくこなせるレベルです。また、常に一緒に作業するわけではないため気楽な点も魅力。人付き合いが好きな人は寂しいかもしれませんが、苦手な人にとっては最高の環境ではないでしょうか。

3つ目は、がんばり次第でより多く稼げる点です。シフトが決まっているアルバイトとは違い、在宅ワークはどれだけ働くか自分で自由に決められます。極端にいえば、空いた時間をすべて在宅ワークに費やすこともできるため、その分多く稼げるのです。在宅ワークの種類によっては、仕事のクオリティに応じて報酬が増えるものもあります。在宅ワークのスキルをコツコツと上げていけば、アルバイトで昇給するよりも早く、より多く稼ぐことも可能なのです。

在宅ワークの探し方

在宅ワークの探し方は、主に「クラウドソーシングサービスで探す」「在宅ワーク求人サイトで探す」という2つの方法があります。クラウドソーシングサービスとは、仕事を任せたい企業と、仕事を探している人をマッチングするサービスのことです。企業が不特定多数に対し仕事内容や報酬を公開し、応募してきた人の中から任せたい人を選んで発注します。企業と個人の契約を仲介する場であり、決済もサービスのシステム上で行われることが多いため安心です。知名度のあるクラウドソーシングサービスの場合、公開される仕事も多いですがライバルも多く、実績を積むまではなかなか仕事を任せてもらえない可能性もあるため注意しましょう。

在宅ワーク求人サイトは、一般的なアルバイトの求人サイトのように在宅ワーク専門の仕事を紹介しているサイトです。基本的に個人で受注するクラウドソーシングサービスに対し、在宅ワーク求人サイトは企業に雇われて仕事をするケースが多い傾向です。長期間安定した仕事をもらえたり、研修やボーナスの支給があったりするなど、一般的な仕事を在宅勤務で行うような扱いになることも珍しくありません。安定した収入を目指す場合は、契約期間や雇用条件を確認したうえで在宅ワーク求人サイトを利用すると良いでしょう。

在宅ワークで稼ぐときの注意点

在宅ワークのメリット

在宅ワークには、メリットだけでなくさまざまな注意点もあります。「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、どのようなリスクがあるのか事前に知っておきましょう。

自分で「確定申告」が必要!

日本では、働いて稼いだお金には所得税がかかります。これは、学生であっても例外ではなく、稼いだお金の所得税をしっかりと支払わなければなりません。アルバイトのように企業に雇用されて稼ぐ場合、給与が支払われた時点で所得税も天引きされていることが多い傾向です。これを「源泉徴収」といい、すでに雇い主が天引きした税金を代わりに納税してくれるため、自分で別途税金を支払う必要はありません。ところが、個人で仕事を見つけて受注・納品する在宅ワークは、企業と雇用関係を結ばず仕事の都度報酬を受け取ります。給与ではないため、企業による源泉徴収が行われないことも多く、税金は「確定申告」により自分で支払わなければなりません。

確定申告は、その年の1月1日~12月31日までの所得を計算し、翌年の2月16日~3月15日までに税務署へ申告・納税する手続きのことです。収入が在宅ワークだけの場合、収入から経費を差し引いた所得額が48万円以下であれば確定申告は必要ありません。48万円を超えた場合は、課税対象となるため、忘れずに確定申告の手続きを行いましょう。確定申告をしなかった場合、加算税や延滞税などのペナルティが課されるため注意が必要です。

収入が安定しない

アルバイトであれば、シフト調整などで毎月の収入がある程度安定しますが、在宅ワークは自分で仕事を見つけた分だけしか収入を得られません。しかも、未経験者でもできるような手軽な在宅ワークは、報酬があまり高くない傾向です。そのため、「時給に換算してみたら一般的なアルバイトよりずっと安かった」ということも珍しくありません。まとまった額を稼ぐには、かなりの時間や労力、スキルが必要となるため、効率が悪いと感じてしまう人もいるかもしれません。

在宅ワークは、時間や場所にかかわらず作業できるメリットがあるため、効率と自由度のどちらを重視するかで在宅ワークに挑戦するかどうか決めると良いでしょう。スキルが上達すれば、その分報酬が上がる在宅ワークもあるため、とにかく慣れるまでがんばって続けてみるのもおすすめです。

詐欺・悪徳業者の被害に遭うリスクがある

一般的なアルバイトと同じように、在宅ワークも始めるにあたって費用がかかることはほとんどありません。パソコンがあったほうが作業しやすい仕事も多いですが、受注先からパソコン購入を強要されるようなことはなく、あくまで自分の判断で購入するものです。ところが、在宅ワークを発注する企業の中には、初期費用が必要とうたってお金をだまし取り、ろくに仕事を発注しない悪徳業者も紛れているため、注意しなければなりません。例えば、社会経験があまりない学生などの場合は、言いくるめやすいため、特にターゲットにされやすく被害に遭うケースも多い傾向です。

「仕事をするには登録料が必要です」と言ってきたり、未経験者歓迎なのにやたらと高額の報酬を提示したりしている在宅ワークは、詐欺のリスクが高いので、避けたほうが良いでしょう。少しでも怪しいと思ったら、申し込む前に募集している会社の口コミを調べるなど面倒でも実行することが大切です。

学生に人気の高い在宅ワーク7選

在宅ワークは、さまざまな種類がありますが、特別なスキルや経験のない未経験者でも挑戦しやすいものが人気です。ここからは、学生におすすめの在宅ワークを7つ紹介するので、興味のあるものを探してみましょう。

1.採点・添削

通信教育などで使用するプリントやテストを採点・添削する在宅ワークです。自宅に郵送、またはインターネットで配信されるプリントやテストを採点・添削し、返送・返信するだけなので、完全在宅で行えます。勉強関連の仕事は、学力・学歴を活かせる学生を積極的に採用することも多いため、比較的挑戦しやすいでしょう。大手予備校や、通信教育を扱う企業などで在宅ワークを募集していることが多いため、ホームページなどを調べてみるのもおすすめです。ただし、採点・添削の仕事は模試の時期になると増えますが、それ以外の時期ではあまり見かけないこともあります。繁忙期には、大量の仕事が発注されて手一杯になったり、閑散期には安定した収入が得にくかったりするので注意しましょう。

2.webライター

企業が指定した内容に従い、webコラムやポータルサイト、ブログなどの記事を執筆する在宅ワークです。作業するには、パソコンがあったほうが便利ですが、短い記事ならスマホでもできないことはありません。誰でも執筆できるような簡単な内容から、専門知識を必要とする難しい内容まで幅広い記事が扱われています。内容が難しいほど、文字数が多いほど報酬も高くなる傾向にあり、数をこなせばまとまった収入を得ることも可能です。時には、取材対象にインタビューを行ったり、執筆だけでなく記事の企画構成を行ったりする場合もあります。

3.シール貼り

商品の所定の箇所に製品表示やバーコードなどのシールを貼ったり、ダイレクトメールなどの封筒に宛先のシールを貼ったりする在宅ワークです。自分で何かを考える必要はなく、ただ決められたものを決められた通りに貼っていくだけなので、気軽に挑戦できるでしょう。作業した分だけ報酬が支払われる出来高制が基本です。1単価の報酬はかなり低いため、まとまった量をこなす必要があります。また、商品やシールは自分で受け取りや納品が必要な場合も少なくありません。大量の荷物を運んだり保管したりする必要がある場合は、自家用車があったほうが重宝するでしょう。

4.オンライン家庭教師

パソコンやスマホなどの端末を通し、オンライン上で生徒に勉強を教える在宅ワークです。インターネット環境が整っていれば、どこでも始めることができ完全在宅で働けます。家庭教師は、学力や学歴が重視されやすいため、現役の学生にうってつけの仕事です。対面式の家庭教師と同じく、時給は1,000~1,500円ほどが多く、在宅ワークの中ではかなり効率の良い稼ぎ方ができるでしょう。その分、求められるスキルも高くなるため、事前の準備や生徒への細やかな対応が欠かせません。画面越しのやり取りとなるため、相手とうまくコミュニケーションする能力や工夫も必要になります。

5.アンケートモニター

アンケート調査サイトなどに登録し、配信されるアンケートに回答して報酬を受け取る在宅ワークです。基本的には、誰にでも答えられるような内容で、ボリュームも数分で答えられるようなアンケートが多いため、取り組みやすいでしょう。アンケートの内容によっても異なりますが、1件あたりの単価はかなり安いため、まとまった金額にしたい場合はコツコツと作業を継続する必要があります。アンケートサイトは、たくさんあるため、複数のサイトに登録しておくと良いでしょう。なお、アンケートを活用するために個人情報を詳しく聞かれることもあります。そのため、セキュリティがしっかりとしたサイトや信頼できる大手サイトを利用したほうが安心です。

6.データ入力

企業から渡された数字や文字などのデータを、WordやExcelなどに打ち込んでまとめる在宅ワークです。単純作業になるため負担が軽いですが、1文字あたりの単価が0.1~0.2円ほどしかありません。まとまった収入にするには、いかに早くタイピングするかが重要になるので、慣れないうちは苦労するでしょう。ただ、続けていけばタイピング能力だけでなく、Wordやエクセルなどのパソコンスキルも上達していきます。これらは、社会人になってからも必要になるスキルとなるため、学生のうちに身に付けておくとおおいに役立つでしょう。

7.イラストレーター

Webサイトで使用するイラストやロゴ、広告の挿絵など、企業が指定した内容のイラストを作成する在宅ワークです。才能や実力が重視される仕事であるため、学生でももちろん挑戦できます。絵を描くための材料があれば、完全在宅で仕事が可能です。しかし、近年は画像編集ソフトを利用してデジタルで作画するケースが増えているため、パソコンやタブレットがないと難しいでしょう。内容によっても異なりますが、1枚のイラストで3,000~5,000円ほどが相場となっており、スキルが高まればさらに稼ぐことも可能です。将来的に作画関連の制作会社で働きたい場合などは、学生のうちからイラストレーターの在宅ワークで経験を積んでおくとよいでしょう。

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