• ポイントを押さえるだけ!採用されやすい履歴書の書き方
公開:2022/06/10  更新:2022/06/03

ポイントを押さえるだけ!採用されやすい履歴書の書き方

どんな仕事に応募するにしても、何かと必要になってくるのが履歴書です。履歴書は学歴や職歴、住所や電話番号など、自らのプロフィールを応募先に伝えるための書類です。たかが履歴書と侮って適当に書いてしまうと、応募先に悪い印象を与えてしまいます。そこで、この記事では、応募先に好印象を与え、採用されやすくなる履歴書の書き方をいくつかのポイントとともに紹介します。

なるべくいい写真を使おう!

履歴書の中で最初に目に入ると言ってもいいのが、写真です。写真からは顔だけでなく、身なりや姿勢、表情など、様々な情報が分かります。ということは、より採用されやすくなるためには、履歴書の写真は良いものを使ったほうが良いということです。そこで、ここでは履歴書における良い写真のポイントをいくつかお伝えします。

プロに取ってもらう

最近はスマホで手軽に写真を撮影し、証明写真のように加工できるアプリも出てきています。しかし、そのような写真を履歴書に使用するのはお勧めできません。やはり実際に証明写真用のカメラで撮ったものとは写真の質、印刷の質に大きく差が出てしまいます。そのため、最低でも証明写真機で撮った写真を使うようにしましょう。ただ、より良い写真を撮るためには、やはりプロに任せるのが一番です。写真館のカメラマンさんは表情や姿勢のアドバイスもしてくれるので、証明写真機で一人で撮るよりも良い写真が撮れるはずです。証明写真機に比べると値が張りますが、安ければ一枚数百円ほどで手に入れることが出来ます。履歴書の提出まで時間があれば、写真館での証明写真撮影をお勧めします。また、履歴書に貼る写真のサイズが指定されている場合があるため、しっかりと確認してから撮影するようにしましょう。

身だしなみを整える

身だしなみをきちんとすることは当たり前のように思いますが、写真を撮る前によく確認することが大切です。特に多くの人と関わる職業に応募する方は意識したほうが良いでしょう。企業からしても、身だしなみが整えられていて清潔感がある方を採用したいと思うのは当然のことです。

服装は黒のスーツに白のワイシャツが好ましいです。男性の場合はネクタイを締めましょう。派手なものは避け、落ち着いた印象のものを選ぶと良いです。女性の場合、ワイシャツのボタンは一番上まで締め、ネックレスやピアスなどの装飾品は取り外して撮影するようにしましょう。

髪型を整えることも大切です。男性の場合、短めの髪型を軽くワックスやジェルで整える程度で十分です。前髪が目にかかってしまっている場合は左右どちらかに流すか上げるかして、顔がしっかりと見えるようにしましょう。女性の場合、長髪であれば一つにまとめ、前髪はピンで止める、もしくは耳にかけると良いと思います。男女共通して、派手な色の染髪、奇抜な髪型は避けましょう。寝癖がついているのはもってのほかです。

表情にも気を配ろう

履歴書の写真が不愛想だと、たとえあなたが明るく陽気な人でも、応募先には暗くて陰気な人だと思われてしまいかねません。逆に、満面の笑みで写っていても、真剣さが足りないと受け止められてしまう可能性がありますよね。それでは、どのような表情で写真に写るのが好ましいのでしょうか。ポイントはずばり、微笑みを浮かべることです。微笑みと言われても難しいという方は、口角を少しだけ上げることを意識してみてください。目は細めすぎず開きすぎず、自然な目元を心がけましょう。前述のとおり、写真館ではカメラマンの方が指示しながら撮ってくれるので、表情も作りやすいと思います。「歯を見せてください」「真顔でお願いします」というように応募先から表情を指定される場合もあるので、その場合は指示に従いましょう。

写真は第一印象として強く残るものになるので、ぜひ時間と手間をかけて用意してみて下さいね。

手間をかけて手書きで書こう!

履歴書には大きく分けて二つの書き方があります。一つ目は、シンプルに手書きで書く方法。二つ目はパソコンを使って書き、印刷する方法です。どちらにもメリットデメリットがありますが、おすすめは手書きです。ここでは、なぜ手書きを推奨するのか、その理由と注意点についてお伝えします。

文字には性格が出る

パソコンで履歴書を書いて印刷する方法のメリットとして、均一な文字を出せるので見やすい、文字の間違いが少ないという点があげられます。しかし、このメリットはどちらかというと、ミスを減らすことが出来るという、履歴書を書く側のメリットであるといえます。企業側はただ単に正確な情報を必要としているわけではなく、この履歴書を書いた人間がどういう人間なのかを知りたいと考えています。それを簡単に伝えられるのが、手書きの履歴書です。一口に手書きと言っても、字の書き方は人によって癖があるので、種類は様々です。丸みを帯びた字に角ばった字、大きな字から小さな字まで、文字の癖から与えられる印象は同じ文言でも変わってきます。

そんな文字からは、ある程度の性格が判断できるのです。簡単なところでいうと、雑な字を書く人は性格も大雑把、綺麗で整った字を書く人は性格も几帳面、というようなものです。もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、ある程度の傾向としてこのような例が見受けられるということです。そう考えると、手書きの履歴書を書くことで、自分の性格や特徴を、ある程度応募先に伝えることが出来そうですよね。周りが印刷された無機質な文字の履歴書を出している中、時間をかけて書いた手書きの履歴書を出せば、応募先の担当者の目に留まりやすくなるかもしれません。

手書きの履歴書を書く時の注意点

手書きの履歴書を書くときには、いくつかの注意点があります。まずは、字を見やすく丁寧に書くことです。先ほど文字には性格が出るとお伝えしましたが、乱雑で読みにくい字の履歴書を出してきた人が採用されやすくなることはまずないでしょう。ただ、自分の文字の癖を抑えることを意識しすぎると、かえって読みにくい字になってしまう可能性があるため、癖を意識しすぎるのではなく、精一杯自分の書ける丁寧な字を、見やすく書くようにしましょう。何も美しい字を書く必要はありません。普段はあまりきれいに書けないけど、思いを伝えるために頑張ったという努力の跡が履歴書に見られれば、応募先にもその気持ちが伝わるでしょう。

次の注意点は、書き間違えたら新しい履歴書を使う、ということです。少しならいいやと思って修正テープを使ったり、上からなぞってごまかしたりするのは止めましょう。どこまで書き進めていても、一度間違えたら新しい用紙に書き直すことが大切です。間違いのある履歴書と無い履歴書では、応募先に与える印象が大きく変わってきます。とはいえ、集中して書き進めた履歴書をはじめから書き直すのは体力的にも精神的にも辛いですよね。そこで、間違いを防ぐために、書く予定の履歴書を一度コピーし、下書きをしてみることをお勧めします。間違えそうな箇所、複雑な漢字などをあらかじめ把握し、完璧な下書きを作り上げてから本番の用紙に書いてみてください。ミスが減り、用紙の無駄遣いも防ぐことが出来ます。

最後の注意点は、必ず黒のボールペン、もしくは万年筆を使って書くということです。鉛筆やシャープペン、フリクションタイプのボールペンで書くと、消えてしまう可能性があるため、必ず消えないインクのものを使うようにしましょう。また、黒か青のインクを使用するよう指定されている場合もありますが、よほどのことが無い限りは、黒のインクを使うのが良いといえます。そして文字がにじんでしまう恐れがあるため、インクが乾きやすいものを選ぶのもお勧めです。もしにじんでしまった場合は、初めから書き直すことになってしまうので、書いたばかりの箇所を触らないように気を付けましょう。

字は履歴書の大半を占める非常に大切な要素です。丁寧で見やすく、間違いのない履歴書を作り上げましょう。

嘘のない志望動機を書こう!

履歴書には大抵、志望動機や志望理由を書く欄があります。その欄を記述する際に重要なことは、嘘をつかないことです。思ってもいないことや、そもそも嘘を書いてしまうと、面接で尋ねられた際にしどろもどろになってしまったり、受け答えに矛盾が生じてしまったりする可能性があります。もしも嘘をついていることが応募先に伝わってしまえば、採用されるということはないでしょう。そのため、履歴書の志望動機欄には嘘ではなく、自分が思っていることを書いてください。

例えば、「お金を稼ぐため」「応募先が家から近い」というものが含まれていても構いません。その際に重要なのが、条件面だけの記述にとどまらないことです。条件をただ羅列するだけでは、応募先に対する意欲が感じられず、たまたま条件が合致したから選ばれたのでは、という印象を与えてしまいます。応募先で自分がやりたいこと、貢献できること、身につけたいことを合わせて書くと、わかりやすくかつ意欲の感じられる志望動機になるはずです。また、良い印象を与えるためには、熱意を伝えることも重要になってきます。応募先の情報は事前にしっかりと仕入れ、自分の強みとしているところや特徴に絡めた志望動機が書けるとなお良いです。

自己PRも同様に、嘘を書くのは避けましょう。いい印象を与える自己PRに必要なのは、自分を客観視出来ているということです。「自分はこういう性格なので、このような場面で活躍できます」「自分にはここが足りないので、身につけたいと思っています」というような、自らを客観視出来ている自己PRは、応募先に強みや思いが伝わりやすいです。逆に熱意を伝えたいがあまり自分中心の文章を書きすぎてしまうと、どこで活躍したいのか、何を身につけたいのかといった採用されてからどうしたいか、どうなりたいかという情報が伝わりにくくなってしまうため注意しましょう。

志望動機や自己PRは、自分がどれだけ応募先とマッチしているかをアピールするためにあります。中身の薄い嘘をつかず、応募先に対する熱意を自らの言葉で伝えましょう。

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