• 在宅ワークで正社員を目指そう
公開:2022/08/09  更新:2022/08/03

在宅ワークで正社員を目指そう

子育てや介護と仕事を両立させたいのであれば、通勤をする必要がない在宅ワークが最適です。そこで在宅ワーク求人を探すのであれば、不安定な非正規社員よりも安定した正社員になりたいと願う人は少なくないでしょう。今回の記事では、在宅ワークで正社員になれるのか、なれるとすればどのようなスキルや経験が必要なのかなどの情報を紹介します。

正社員の在宅ワーク求人はある?

在宅ワークで正社員

在宅ワークと聞けば、スキマ時間にできる簡単なアルバイト・パートのような仕事を想像する人が多いでしょう。しかし、正社員として採用される在宅ワーク求人も存在します。正社員の在宅ワーク求人は、リモートでも作業ができるSEやプログラマーといったIT系の技術職が相当な割合を占めます。他は、営業職や事務職といった職種です。

続いて募集企業に注目してみると、在宅ワークとの相性が良い情報通信業界の企業が最も多く、次いで金融・保険業界の企業となります。製造業界・小売業界・建設業界の企業もありますが、在宅ワークを導入できているのは一部だけなので、募集企業の割合としては少ないでしょう。以上のことを踏まえると、正社員を目指すのであれば、情報通信業界の企業が出しているIT系の技術職を探すというのが一番の近道です。

正社員の在宅ワーク求人の探し方として手軽な方法が、求人サイトや転職エージェントです。求人サイトや転職エージェントは、誰でも登録ができるサービスです。時間があるときに、求人サイトや転職エージェントで公開されている求人情報を探し、興味のある募集企業があれば応募をしていきます。転職エージェントであれば、ヒアリングやキャリアカウンセリングで希望の条件を伝えることができるので、公開求人・非公開求人の中から最適な求人があれば紹介をしてくれます。また条件に一致する求人がないときには、企業への売り込みもしてくれるので、転職活動をする時間がないとか経験がなく不安だというならば転職エージェントを利用したほうが良いでしょう。

もし、過去に勤めていた会社や知り合いの会社で、正社員で働ける在宅ワーク求人があるならば紹介してもらうというのも一つの探し方です。紹介であれば、求人サイトで見つけた求人に応募するよりも選考に通りやすくなります。問題のある会社かどうかも事前にわかるので、働き始めてからトラブルになる心配もありません。紹介してもらえるのであれば、遠慮せずに頼んだほうがいいです。

時間がかかっても、正社員を目指すというのであれば、最初はフリーランスとして活動をする方法もあります。フリーランスは、クラウドソーシングサイトなどで案件を獲得します。そこでクライアントの求める品質の納品ができれば、高く評価してもらえます。人材を欲しているクライアントからスカウトされたり、正社員登用を前提とした案件に応募して認めてもらったりすれば正社員になれるでしょう。この場合、スキルと経験を持っていなければ正社員になれる可能性は低いので、自信がない人にはおすすめできません。

採用されるためには何が必要なのか

在宅ワークでは、リモートで仕事ができる環境を構築することを求められます。そのため、正社員の在宅ワーク求人では、パソコンの基本的操作やオフィスソフト、サーバーOS等に関する基礎知識を有していることが応募条件として書かれます。もし、パソコンを使いこなせない、ソフトウェアに関する知識がないというならば、まずはパソコン教室に通ったり、通信教育を受講したりして勉強することから始めましょう。

求人が多いIT系の技術職に就きたいのであれば、プログラミング関連の資格や情報処理技術者、WEBデザイン、画像編集・動画編集などの資格を取得しておくと採用されやすくなります。それらの資格は独学でも取得を目指せますが、合格する可能性を高めたいのであればスクールや通信講座で学ぶほうが効率的です。なお、簡単に取得できる資格だけしかないと、他の応募者との差別化ができません。在宅ワークで正社員になるチャンスを逃したくないのであれば、難易度の高い資格を取得できた方が良いでしょう。

IT系の技術職以外を目指すのであれば、簿記や会計に関する資格があると事務の仕事に採用されやすくなります。資料の作成をするのであれば、日本語検定や英語検定などの語学に関する資格も武器となる資格です。税理士・会計士などの取得が難しい国家資格は独占業務ができるので、企業も積極的に採用してくれるでしょう。

特定の資格を持っていなくてもできるコールセンターのオペレーターなどで、採用に役立つのはコミュニケーションスキルです。言葉だけで、相手の言わんとすることを理解し、なおかつ説明をするためには、丁寧に話す力が必要です。ときにはクレームの対応をすることもあり、相手の気持ちに寄り添いつつ問題解決へと導かなければいけません。オペレーターは、いついかなるときでも相手のペースに飲み込まれず冷静に対応できることが理想です。普段から他人の話に耳を傾けることができる人は向いています。

正社員の在宅ワーク求人で注意しておきたいこと

正社員の在宅ワーク求人では、まず求人情報の信頼性に注意しなければいけません。膨大な求人の中には、存在しない企業が紛れ混んでいることがあります。存在しない企業が求人をする目的は、応募してきた人から高額な研修費やテキスト代を得ることです。稼ぐことが目的で在宅ワークをするのに、企業から費用を請求されるというのは話が逆です。しかし、正社員として採用して欲しいという焦りから、請求されるがままに支払ってしまうケースが発生しています。

お金を支払った人が後で冷静になり、返金を求めてもすでに連絡がつかなくなっているというのがよくあるケースです。そのようなことをする募集企業は、連絡先を使い捨てできる電話番号にしていたり、住所を偽ったりしています。警察に相談をしても、相手の企業が捕まらなければお金が返ってくることはないでしょう。被害者は泣き寝入りをするしかありません。したがって高額報酬の求人を見つけたとしても、募集企業が本当に実在しているのか、実際に正社員として働いたことがある人はいるのかなどの情報を確認するまでは、応募をしないことが最善です。

転職エージェントを利用する場合、おとりの求人ということもあります。おとりの求人に興味を持って問い合わせてきた人に、別の仕事を紹介したり、異なる労働条件で働かせようとするものです。求人情報だけでおとりかどうかを判断するのは難しいので、口コミ情報などで怪しい点がないのかを確認しておくと良いでしょう。

次に注意しておきたいことは、在宅ワークという働き方です。在宅ワークは通勤の負担が軽減できるし、周囲の目を気にせず働けるなどのメリットがあります。一方で、仕事とプライベートの境界が曖昧になってしまうため、気持ちの切り替えをしにくいというのが問題です。気持ちの切り替えができないと、仕事のことを忘れることができずに疲労が蓄積されます。正社員として長く在宅ワークを続けていくつもりであれば、上手に仕事とプライベートを切り替えるための工夫が必要です。

気持ちの切り替えをする工夫としては、仕事を始める前にスーツに着替えるとか、集中できるようにテーブルの周囲をパーテーションで囲むといったことが効果的です。また、あらかじめ休憩を取る時間や日報を作成する時間を設定しておき、スケジュール通りに行動することでメリハリをつけられるでしょう。正社員の在宅ワーク求人に応募するときには、仕事とプライベートを区切れるように環境づくりをしておくことをおすすめします。

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