• コールセンターやテレアポの在宅ワークで高い成功率を上げるのに会社選びは重要
公開:2023/05/20  更新:2023/05/09

コールセンターやテレアポの在宅ワークで高い成功率を上げるのに会社選びは重要

新型コロナウイルスや東京オリンピックなどをきっかけに在宅ワークが一般的になりました。中でも、コールセンターやテレアポ業務の在宅化は急速に進んだといえます。こちらでは、コールセンターやテレアポの在宅ワークが人気の理由や稼ぐコツ、仕事に対する向き合い方などをご紹介します。

コールセンターやテレアポの在宅ワーク求人が人気の理由

テレアポが人気

在宅ワークが可能なコールセンターやテレアポの仕事が人気となっている背景には、在宅で働きたい人のニーズや、企業側の事情が関係しています。それぞれを考えてみましょう。

#働く側のメリット
在宅で働きたい人にとって、コールセンター業務やテレアポの仕事が人気となっているのは、比較的自由に勤務時間を設定できるからです。在宅での求人を見ると、1日数時間から稼働できたり、夜間帯のみの対応が可能だったり、急に休んでも大丈夫、といった求人をよく見かけます。在宅で仕事を探している人の中には、子育て中や介護を担っているなど、外で働くことが難しい人もいるため、時間の自由が利く電話関係の仕事が好まれます。受信の仕事に比べ、発信ベースのテレアポの仕事は、必要な仕事をこなしていれば、自由に時間設定できる仕事が多いのが特徴です。

在宅での仕事は、通勤時間が必要ないため、働くメリットを感じる人が多くいます。在宅コールセンターの大半は、コールシステムを使用しているため、ネットワークがあり、パソコンが準備できれば、仕事を始められます。通勤時間は働く時間にカウントされないため、たとえ片道数十分の通勤であっても、積もり積もれば、かなりの時間になります。その分を家事や育児、介護やプライベートに充てることができるのは大きなメリットといえます。会社での煩わしい人間関係を排除して仕事ができる良さを感じる人も多いようです。

在宅コールセンターやテレアポの仕事が人気なのは、他の在宅の仕事よりも報酬が高めに設定されていることが影響しています。特にテレアポの仕事は、架電数に加え、アポイントが取れるとインセンティブが付きます。実力次第では、時給換算で一般的なパート・アルバイト以上の収入になることもあります。

#企業側のメリット
企業が在宅でのコールセンター業務やテレアポの導入を進める背景には、人手不足が関係しています。コールセンター業務は、慢性的な人手不足状態で、離職率の高さに頭を抱えている企業が多いのが実情です。人手不足を解消するため、いろいろな方策を講じてきましたが、採用時に在宅勤務を条件に加えることで、飛躍的に応募数が増加しているようです。「在宅勤務可」にするだけで人手不足が解消し、離職率を10パーセント以上軽減できた企業もあります。在宅勤務が可能なコールセンターでは、勤怠率も改善していることが報告されています。

コールセンター業務を在宅勤務でもできるようにすると、運営コスト削減につながる点も、企業が在宅化を進める理由です。コールセンターの運営コストで大きいのは、オフィススペースなどの賃貸料です。オペレーター用の機材や通勤手当なども運営コストに含まれますが、在宅に移行すると、その多くがコストカットできる計算になります。業務委託契約の場合は、働く側に必要な環境や機材をそろえてもらうよう依頼できるため、運営コストをさらに抑えることが可能になります。

コールセンターにすべてのオペレーターを招集して業務を行うだけでなく、在宅勤務も可能にすると、同時にBCP対策ができるメリットもあります。BCPとは「Business Continuity Plan」の略語で、日本語に直すと「事業継続計画」となります。日本は自然災害が多く、緊急事態が発生した際に、事業の継続が困難になるケースが生じえますが、在宅勤務導入によりコールセンター業務の分散化を図れば、業務停止リスクを下げることができます。

コールセンターやテレアポの在宅ワークで効率よく稼ぐには

効率よく稼ぐ

在宅ワークで時給1,500円以上を狙える仕事として、コールセンターとテレアポが挙げられます。在宅コールセンターは、研修制度などが充実し、マニュアル完備のところも多いので、未経験者が在宅の仕事を始めるハードルは低めといえます。

在宅で電話の仕事を行う場合は、どのコールセンターで働くかなど、会社選びも重要です。コールセンターやテレアポに関し、どの会社がおすすめか比較検討している記事も見受けられますが、各会社の特性や仕事のやり方を理解し、自分に合う会社で働くと稼ぎやすいでしょう。こちらでは、テレアポなどの在宅ワークが可能なコールセンターをいくつかピックアップし、特徴を記載したいと思います。

#コールシェア
コールシェアは、テレアポやリサーチなどの発信業務に加え、お問い合わせ対応などの受電業務ができるコールセンターです。コールシェアの特徴は、スマートフォンによる仕事が可能なことです。コールセンターというと、コールシステムの仕様などの関係で、パソコンがないと仕事が不可という企業も多いですが、コールシェアはパソコンがなくても仕事ができるメリットがあります。

コールシェアでは、業務委託契約を結んで仕事にあたります。完全歩合制ですが、平均時給は1,400円を超えており、6人に1人は月収10万円超えということなので、稼げる部類に入ると考えられます。稼働時間は平日の朝9時から夜の7時までなので、会社員の方が副業するのは難しいかもしれません。なお、コールシェアでは、システム利用料として毎月1,320円が必要になります。

#ママワークス
ママワークスは、東京証券所グロース市場に上場している株式会社アイドマホールディングスが運営する主婦向けの求人サイトで、テレアポなどの在宅コールセンター業務を展開しています。株式会社アイドマホールディングス自体が、営業や新規開拓などを手掛ける企業であるため、アポ取りなどの発信業務が多くなります。ママワークスも業務委託契約での仕事になります。時給1,041円以上など、パート・アルバイト的な求人もありますが、歩合案件も多数あります。歩合と言っても、アポイントを取らないと収入が発生しないというわけではなく、架電で1件22円以上、不通でも1件5円以上と、件数に応じた収入が得られます。

ママワークスでは、他社のテレアポやコールセンターの仕事も掲載しており、その場合は上記の条件とは異なる場合がある点に注意が必要です。

#アマゾン
ネットショッピングの急増に伴い、アマゾンでは電話による利用者対応の在宅求人が随時出されています。アマゾンでは契約社員として、時給1,100円以上で働くことができます。業務に必要なパソコンなどの機材は、会社の方で用意してくれます。大企業ということで、福利厚生に加え、買い物割引制度などが充実しているのが、アマゾンで働くメリットです。

上記でいろいろなタイプの在宅コールセンターについて取り上げましたが、ある程度の歩合制を敷いているところが多いことにお気づきかもしれません。コールセンターでの仕事は、受電した数、テレアポの仕事ではアポイントや契約数などが収入に結び付いていきます。自分のスキルを磨いていくことで、収入アップを目指せます。収入を増やすには、使いやすい道具をそろえることも大事です。その為には新しいパソコンを購入するなど、起業者意識を持つことも重要になります。

在宅での仕事を「起業」という視点で考えてみる

起業する

在宅で仕事をするというと、少し前までは起業や副業など、会社の枠組みから離れた働き方のイメージでした。近年、在宅での仕事の概念が大きく変わったため、雇用されて働く延長で「在宅ワーク」があるという形も出てきたわけですが、在宅ワークを「起業」という観点で考えると、稼ぎ方を改善できるかもしれません。

#起業で安定して稼ぐには準備がカギを握る
起業には、さまざまな準備が必要です。単に「起業しました」と宣言しただけでは収入は入ってこないため、起業して何がしたいのかを明確にしたうえで、目指すべきゴールを設定し、そこに到達するためのビジネスの展開方法を考えます。起業するには、資金が必要です。もし自前で資金が調達できないのであれば、補助金の活用や借り入れが必要になるかもしれません。そのための申請書類作成や金融機関との交渉なども求められます。

起業した当初は、一人で経営するが一般的で、事業規模が拡大してきたところで人を増やしていきます。経営は、創業当時は特にシビアな局面が多いもので、孤独感を感じることも少なくありません。起業前に、社内外で人脈づくりを進めておくと、培ったつながりがビジネスの助けになることも多いようです。

起業を見据え、仕事の経験を積んでおくことも大事です。雇用されている立場であれば、多少失敗しても給料が大きく減るといったことはないかもしれませんが、起業後の失敗は、自身の信用や収入に直結します。致命的な失敗をしないためにも、事業にかかわる仕事の経験の機会を積極的にとらえる姿勢が大事です。経験は、足りないことはあっても、あって困ることはないからです。副業が許可されている会社で働いている人は、副業を通じて収入の見通しや今後の動向をつかむ経験をし、本業へとつなげていけるでしょう。また、起業家は仕事を得るために広告を出すなど、積極的な姿勢も求められます。マーケティングの概念を習得していくことも大切です。

このように考えると、起業して仕事を広告掲載もせずに貰える状況は本来あり得ない為、在宅のコールセンターやテレアポの仕事があふれている今は大きなチャンスといえます。本当であれば、広告を出して仕事をもらうのが起業家であり、事業者だからです。

#電話口の相手やコールセンター運営者の立場に立った対応が稼ぎに結び付く
起業して事業者となると、顧客が自分が提供するサービスを通して何を感じるかを読み取る作業が重要になります。顧客満足度が高い商品やサービスを提供し続けることができれば、ビジネスのニーズは存在し続けます。同様の観点で、コールセンターやテレアポの在宅ワークをとらえると、発信・受信する電話口の顧客や、コールセンター運営側が自分に求めていることを考えながら業務にあたれるに違いありません。そうすれば、架電率を上げたり、アポイントが取れるなど、稼ぎに結び付いていくでしょう。

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