• 闇バイトの実態を徹底解説!特徴やSNS勧誘、犯罪リスクと8つの仕事の真実
公開:2024/06/20  更新:2024/06/18

闇バイトの実態を徹底解説!特徴やSNS勧誘、犯罪リスクと8つの仕事の真実

高額な報酬や簡単な仕事内容に惹かれて始めたバイトが、実は違法な「闇バイト」だったというケースが増えています。
この記事では、闇バイトの特徴や危険性、そして具体的な手口について詳しく解説します。若者を狙った巧妙な勧誘に引っかからないためにも、闇バイトの実態を正しく理解し、安全な働き方を選びましょう。
あなたや周りの人々を守るために、ぜひこの記事を参考にしてください。

「闇バイトの実態」=犯罪者募集

闇バイト

闇バイトの実態は犯罪者募集とほぼ同じです。犯罪組織は手軽な収入を求める若者をターゲットにし、違法行為に加担させるために闇バイトを募集しています。
闇バイトグループは高額な報酬を餌にして、罪悪感やリスクのないバイトだと思わせています。

闇バイトの特徴とは

闇バイトは通常、以下のような特徴を持っています。

仕事内容があいまい
個人情報の提出を求められる
一般的なバイトよりも高額な報酬
3つの特徴は、応募者を安心させ、関与を促すための策略です。

あいまいな仕事内容

闇バイトの一つの大きな特徴は、具体的な仕事内容の説明がない点です。応募者が詳細を聞いても、あいまいな返答が返ってこないため、実際にどのような業務をするのか分かりません。
あいまいな仕事内容の紹介は、応募者が具体的なリスクを認識することを防ぐために意図的に行われています。具体的な業務内容を教えてしまうと、応募者が闇バイトだと気づいてしまうからです。
仕事内容があいまいな闇バイトは、絶対に関わらないのが重要です。具体的な業務内容の説明なしに高額な報酬を提示されるものは、犯罪行為に巻き込まれるため避けてください。

個人情報を提出させられる

闇バイトに応募すると、応募者は個人情報の提出を求められます。単なる身元確認ではなく、犯罪に利用させられるリスクが高いです。個人情報を提出すると、闇バイトグループは応募者を脅迫したり、ほかの犯罪行為に巻き込まれたりします。
闇バイトグループは個人情報を悪用し、応募者を奴隷として扱います。例えば、応募者の住所や家族構成などを把握して、逃げ出そうとする応募者へ脅迫をするのです。
例えば、応募者が名前・住所・電話番号などの個人情報を提出した後、銀行口座を不正に開設されたり、架空請求に利用されるケースがあります。これによって、応募者は犯罪の共犯者として罪を問われます。
まとめると、闇バイトグループに個人情報を提出するのは危険です。個人情報が悪用されると、応募者自身が犯罪に巻き込まれやすくなるため、絶対に避けてください。

Telegram(テレグラム)への誘導

闇バイトでは、連絡手段として匿名性の高いTelegram(テレグラム)に誘導されるのが一般的です。Telegramは暗号化されたチャットサービスで、闇バイトグループに利用されています。
Telegramはメッセージが暗号化されていて、一定時間経過するとメッセージ内容が消えます。(セルフデストラクトメッセージ)
そのため、闇バイトグループにとって使いやすいツールです。Telegramを利用すると、犯罪行為の指示や計画が流出するリスクを軽減できます。
例えば、応募者がTelegramに誘導されると、違法または無報酬のミッションが共有されるのです。私も詐欺だと認識していましたが、実態を把握するため「SNSのいいねバイト」をしてみました。
予想どおり、タスクを完了しても無報酬で、逆に「報酬を支払うから振り込んでほしい」と脅迫されたのです。詐欺だと感じた参加者が一緒に戦ってくれたため、被害はありませんでした。
原則としてTelegramへの誘導=闇バイトじゃないかと疑いましょう。そして、絶対に闇バイトへ参加しないでください。

簡単な仕事で高額な報酬を提示

「簡単な仕事で高額な報酬」といった魅力的な条件を提示してきます。しかし、実際には違法な闇バイトに誘導されるケースがほとんどです。高額な報酬は、闇バイトとして気づかれないための手段です。
犯罪組織は高額な報酬を提示すると、応募者の警戒心を和らげ、闇バイトに加担しやすい状態を作ります。簡単に大金を稼げると信じ込ませて、応募者を騙しているのです。
例えば「簡単な配送業務」として高額報酬が提示される場合、実際は違法薬物の運び屋だったり、「高額商品の購入代行」がマネーロンダリング(資金洗浄)に使われるケースもあります。これにより、応募者は知らない間に犯罪行為へ手を染めているのです。

まとめると「簡単な仕事で高給」といった仕事はリスクが高いです。このような条件を提示される闇バイトへ応募したら、実際の仕事内容を教えてもらいましょう。
ここであいまいな回答しか得られなかったら、すぐに辞退してください。

複数の闇バイトをさせられる

一度闇バイトに関わると、他の闇バイトをさせられるケースが多いです。最初は単純な作業から始まって、徐々に違法性の高い業務へ巻き込まれます。
闇バイトグループは応募者を手放さないため、次々と他の犯罪行為に加担させていきます。
これは、応募者が逃げ出せないようにするためです。また、一度違法行為に手を染めると、他の違法行為に対する抵抗感がなくなります。
例えば、最初は偽ブランド品の販売をさせて、その後は違法薬物の運搬や窃盗など、段階的により危険な業務をさせられます。
このようにして、応募者は闇バイトグループの一員となって、抜け出すのが難しくなるのです。
一度闇バイトに関わると、次々と他の違法行為に巻き込まれるリスクが高いため、早いうちに手を引いてください。

SNSでの勧誘

求人

闇バイトは主にSNSを通じて勧誘されるものです。SNSなどで魅力的な募集情報が流れ、多くの若者がその誘惑に引き寄せられます。

SNSはさまざまなユーザー層にリーチでき、特に若年層に対する影響力が大きいです。闇バイトグループはSNSの影響力を利用して、大量の応募者を集めます。また、SNSは匿名性が高いため、違法な募集活動に適しているのです。
例えば、SNSで「高収入」や「簡単な仕事」といった投稿をして、チャットサービスへ誘導されるケースがあります。LINEで詳細を確認し、応募すると違法な闇バイトに巻き込まれてしまいます。
SNSでの闇バイト募集には注意し、安易に応募しないでください。会社概要と業務内容が把握できる求人へ応募しましょう。

若年層への勧誘

10代から20代の若者が闇バイトのターゲットにされやすいです。株式会社ペンマークの調査によると「大学生の約40%が闇バイトに勧誘された」とあります。背景には若年男性の貧困化や依存症などがあり、闇バイトに巻き込まれたりしやすいです。
若年層は社会経験が乏しいため、闇バイトグループの勧誘に引っかかりやすいです。また、大学生を含むZ世代は、SNSやインターネットの利用率が高く、闇バイトの募集を目にしやすいといえます。
例えば、高校生や大学生に対してSNSで「短時間で高収入」といったバイトの募集をし、実際には違法な運び屋や詐欺行為をさせられるケースがあります。

これにより、若年層が簡単に犯罪者の仲間入りをするのです。若年層に対する闇バイトの危険性に関する教育を徹底し、高収入のバイトに応募させない対策が必要です。

一般の求人サイトにも闇バイトが

普通の求人サイトにも闇バイトの募集はあります。これにより、通常のバイトを探している人々も闇バイトに巻き込まれる危険性があるのです。

闇バイトグループは普通の求人サイトにも闇バイトの募集を掲載し、幅広い応募者を集めようとしています。求人情報の審査がゆるいものや、新規の求人サイトが闇バイトグループに狙われているのです。
例えば、求人サイトで「簡単なデータ入力」「高収入」といった募集をして、応募すると闇バイトだったケースもあります。このような手口によって、一般の求職者も闇バイトへ巻き込まれるリスクが高いです。
信頼できる求人サイトを選んで、怪しい募集情報には応募しないでください。募集情報をよく確認し、怪しい点があれば求人サイトへ通報しましょう。

闇バイト経験者の後悔

闇バイトに手を染めた人の多くは、後悔しています。初めは手軽な収入を期待して始めたものの、その後の現実は非常に厳しいです。

闇バイトは違法行為に直結していて、簡単に犯罪者になれます。犯罪行為に手を染めると罪悪感を抱えるだけでなく、社会的な信頼も失うのです。

例えば、違法薬物の運び屋をした人は、警察に逮捕されます。結果として、家族や友人との関係が悪化し、自分自身も社会から孤立します。逮捕歴があると、就職や社会復帰が非常に難しくなるため、人生を棒に振りやすいです。

闇バイトに手を染めると、今後の人生に悪影響があります。闇バイトへ応募しないのが、あなたの人生を狂わせないために大切です。

闇バイトをした人の末路

逮捕

闇バイトをした結果、犯罪グループからの脅しに悩まされ、前科がついた人が多いです。犯罪グループは、応募者が逃げ出さないように脅迫をします。
さらに、闇バイトが警察にバレてしまうと、応募者は法的な処分が下されて、前科がつくのです。これによって、社会生活に大きな影響があります。
例えば、闇バイトで詐欺行為をした人は、その後警察に逮捕され、裁判で有罪判決を受けたケースもあります。これにより、前科がつき社会的信用を失うのです。また、闇バイトグループからの脅迫によって、家族や友人が巻き込まれるリスクもあります。
闇バイトに応募すると、その後の末路は非常に厳しいものになります。闇バイトグループからの脅しや前科のせいで、普通の社会生活ができなくなるため、関わらないでください。

闇バイトグループからの脅し

闇バイトを辞めたいと申し出ると、闇バイトグループから脅迫を受けます。これにより、応募者は恐怖から逃げられなくなるのです。
闇バイトグループは、応募者が情報を漏らしたり、警察に通報したりするのを防ぐために脅迫を行います。これは、闇バイトを募集しつづけたいからです。脅迫によって応募者を洗脳して、さらに重い犯罪行為へ巻き込むのが狙いでしょう。
例えば、闇バイトした人が辞めたいと申し出た際に、闇バイトグループから「家族全員を殺す」と脅すのです。これにより、関与者は恐怖により逃げ出すことができず、さらに危険な行為に巻き込まれます。
闇バイトグループからの脅しは恐怖です。闇バイトに関わると、脅迫から逃れられない人生になります。闇バイトだと感じたら「応募しない」や「警察への相談」をするのが大切です。

前科持ちでまともな仕事ができない

前科がつくと、社会復帰が非常に難しいです。就職活動や社会生活において、前科があるのは大きな障害となります。
前科持ちだと多くの企業が採用をしないため、就職しづらいです。また、前科があると社会的信用が失われ、友人や家族との関係も悪化します。これによって、普通の社会生活を送るのが難しくなるのです。
例えば、前科があるために就職活動がうまくいかず、空白期間(ブランク)が長くなるケースがあります。これにより、経済的な困窮に陥って、犯罪に手を染めるケースがあります。
また、前科のために結婚や家庭生活にも悪影響が出ることが多いです。前科がつくことは、人生において大きな障害となります。社会復帰が難しくなるため、闇バイトに関わらないことが大切です。

主な闇バイトの種類

ここでは、主に8つの闇バイトを紹介します。紹介する闇バイトは違法orグレーゾーンのもので、リスクが高いです。

違法薬物の運び屋

違法薬物の運び屋は、薬物を密輸したり、国内外での取引を行う役割を担います。これは非常に危険な仕事で、バレると重罪となります。

違法薬物の運搬は、犯罪組織の収益源の一つであり、運び屋はその重要な一部です。この仕事は高額な報酬となりますが、摘発されれば長期の刑務所生活を送るリスクがあります。

例えば、海外からの密輸薬物を国内に持ち込む際、空港で警察に逮捕されるケースがあります。バレると重い刑罰が科されることが一般的です。

違法薬物の運び屋には関わらないことが大切です。リスクが高い闇バイトなので、人生を一瞬で棒に振る可能性があります。

オレオレ詐欺を含む特殊詐欺

特殊詐欺には、オレオレ詐欺や振り込め詐欺などが含まれます。上記は高齢者をターゲットにし、お金をだまし取る詐欺行為です。
特殊詐欺は、犯罪組織が巧妙な手口を使って行う詐欺行為で、応募者は実行犯として逮捕されるリスクが高いです。また、被害者に与える精神的なダメージも大きいでしょう。
例えば、家族を装って高齢者に電話をかけて「事故にあってお金が必要になった」などとウソをつき、お金を騙し取る行為が一般的です。刑事罰を受けるだけでなく、被害者への賠償責任も問われます。
特殊詐欺は絶対に関わってはいけない犯罪です。とてもリスクが大きく、人生を棒に振るリスクもあります。

強盗

強盗は、他人の財産を奪う犯罪です。これも犯罪につながる闇バイトの一つです。強盗は金目のものを盗むため、被害者に対する経済的な損失が大きいです。また、発覚すれば重い刑罰が科されて、長期の刑務所生活を送る可能性もあります。

例えば、銀行・コンビニエンスストア・高級ブランド店を狙った強盗が一般的です。監視カメラの映像や被害者による警察の通報で、逮捕されます。

銀座のロレックス強盗事件に関与した当時33歳の男性は、「闇バイトに応募した」と語っています。

強盗はリスクの高い行為で、絶対に関わるべきではありません。人生を大きく狂わせてたくない人は、一般的なアルバイトをしてください。

スマホの新規契約・MNPを悪用した転売

スマホの契約・MNP(番号ポータビリティ)を悪用して、不正にスマホを契約して転売するケースもあります。
手口は、他人の個人情報を悪用してスマホを不正契約し、転売して利益を得るものです。バレると詐欺罪で逮捕されるでしょう。
例えば、架空の名義を使ってスマホを契約し、それをフリマサイトや転売屋などで転売する行為があります。これにより、闇バイトをした応募者へスマホの利用料金が請求されるのです。
他にも、スマホ販売業者がノルマのため、闇バイトグループへ販売するケースもあります。
スマホの不正契約やMNPの闇バイトに関わるのも危険です。強盗よりはリスクが低いかもしれませんが、絶対に避けるべきです。

パチンコの打ち子

パチンコの打ち子は、1日中パチンコやスロットを打ち続けるバイトです。この仕事は、パチンコ店の店長や店主が売り上げを横領するために打ち子を雇ったり、お店がサクラとして打ち子を雇ったりするケースがあります。
パチンコ店の営業を妨害し、不正な手段で利益を得るため、打ち子の行為は違法です。発覚すれば、店から追放されるだけでなく、警察に逮捕される可能性があります。打ち子を雇うと、店側は利益を操作し、不正に売り上げを増やすのが目的です。
例えば、特定のグループが一斉に特定の台を打ち、意図的に大当たりを狙うのはパチンコ店の利益を搾取する行為といえます。
また、パチンコ店がサクラとして打ち子を雇い、他の客を欺いて利益を得るケースもあります。上記の行為は、業務上横領罪や窃盗罪、もしくは詐欺罪の実行犯として罪に問われるのです。
パチンコの打ち子は違法行為で、逮捕されるリスクもあります。「パチンコを打つだけの仕事」や「1日中スロットOK」などと求人に記載があれば注意してください。

出会い系のサクラ

出会い系サイトやアプリでサクラとして活動し、ユーザーを欺く行為です。サクラは偽のプロフィールでユーザーを騙し、金銭を支払わせることが目的です。詐欺行為なので、バレると逮捕されるリスクがあります。
例えば、ニセの女性プロフィールを作成し、男性ユーザーに接触して課金させるのが一般的です。このような行為によって、男性ユーザーは利用料金を払っても女性と出会えません。
出会い系のサクラは、詐欺罪に問われるリスクもあります。一般的な求人サイトで「メールオペレーター」と記載があるものは、出会い系のサクラなので注意してください。

マッチングアプリのサクラ

マッチングアプリで女性会員の代わりにメッセージを送る仕事です。そもそもマッチングサイトは「出会い系サイト規制法」に沿った運営をしないといけないため、マッチングアプリでサクラを雇うと詐欺罪に該当するケースもあります。
例えば、代行業者として依頼を受け、他人のアカウントでメッセージを送ることで、不正に報酬を得る行為が含まれます。
マッチングアプリのサクラは闇バイトなので、法的制裁を受けるリスクが高いです。

限定品・ブランド品の購入代行

限定品やブランド品の購入代行を募集し、転売する行為です。「ブランド品の購入代行をしませんか?成功すれば日給10〜100万円です」とSNSで勧誘しています。
購入代行自体は、すべてが違法性が高いとは言えません。例えば、メルカリで海外在住の人から依頼されて購入する「メルカリ公式バイヤー」といった仕事もあります。
しかし、闇バイトにおける限定品・ブランド品の購入代行は、購入費用の自己負担や運営会社が不透明といったケースも多いです。
限定品・ブランド品の購入代行は、グレーゾーンの闇バイトなので手を出さないでください。

闇バイトの実態を知って、関わらないようにしよう

闇バイトは、簡単な仕事内容で高額な報酬をもらえるイメージがあるかもしれません。しかし、犯罪行為に巻き込まれて、前科持ちや社会的信用を失うリスクがあります。特に10代の若年層がターゲットになりやすく、若年層の貧困化や依存症も関係しています。

闇バイトを避けるには、実態を把握して応募しないのが大切です。信頼できる会社と求人情報を選び、コツコツと稼ぎましょう。闇バイトの勧誘に負けず、普通の社会生活を送りましょう。

この記事の執筆担当者
<名前> 小田洋士(おだひろし)
<略歴> WIFIルータ営業→職業訓練校→SES→大手中古車販売会社を経て、2017年1月にフリーライターへ転身。クラウドソーシングサイトを中心に1,000記事以上を執筆。好きなものは、メイク・自由な時間・読書。

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