• 在宅ワークの報酬は?住んでいる地域に左右されない働き方
公開:2021/11/06  更新:2021/10/04

在宅ワークの報酬は?住んでいる地域に左右されない働き方

在宅ワークのメリットは、通勤がないというだけではありません。地域によって起こりやすい賃金の格差を防げるというメリットもあります。同じ仕事をするのであれば、住まいがどこであろうと賃金格差がなく収入を得ることは可能です。そこで、この記事では、なぜ在宅ワークなら賃金格差を抑えることができるのかその理由を解説し、仕事の探し方などについても紹介していきます。

そもそも在宅ワークとは何か?

在宅ワークとは、その名の通り在宅のままで行える仕事のことです。在宅ワークは、大きく2種類に分けることができます。では、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

#インターネットを利用して行う仕事
在宅ワークと言えば、インターネットを使う仕事が一般的になってきました。インターネットを使う在宅ワークには、グラフィックデザインやWebデザイン、ライティングなどが多く見られます。仕事を請けるところから細かい打ち合わせ、そして仕事の納品までをインターネットで行うことになります。その他、プログラミングや市場調査なども在宅ワークで可能な仕事の一つです。インターネットを通じて在宅ワークを行うには、自宅に光回線を引くことが前提になります。スマートフォンやタブレットで可能な仕事もありますが、グラフィックデザインやWebデザイン、プログラミングのような大容量のデータを扱う場合、光回線の契約は必須と考えた方が良いでしょう。

#インターネットを使用せずに行う仕事
在宅ワークと言うと、オンラインで行う仕事という印象を持つ人は多いかもしれません。ところが、在宅ワークはインターネットがなくても行えます。例えば、縫製など製品の製造を自宅で行うことも在宅ワークです。実際に、自宅をオフィスにして縫製業の仕事を請けている人もいます。スペースや生産量を考えると大量生産をすることは難しいですが、ブランドの試作品や展示会用のサンプルなど少数であれば無理なことではありません。仕事の連絡手段としてインターネットを使うことはあっても、仕事自体はオフラインでできます。材料の受け取りや納品は宅配を利用すれば良いため、場所に囚われずに仕事を請けられます。

在宅ワークで賃金格差を防げる理由とは?

在宅ワークの一番のメリットは、居住地に関係なく希望の仕事ができるという点です。たとえ交通手段がなく通勤がままならない環境に住んでいても、都心の仕事を請けることもできます。もしも、通勤可能な場所でしか働けないとなると、その地域の相場に沿った賃金しか稼ぐことはできません。地域によっては、仕事すら見つからないこともあるでしょう。

ところが、在宅ワークなら居住地に左右されることはなく、仕事を依頼される企業の所在地に賃金相場の報酬を受け取ることが可能です。例えば、東京に所在地を置く企業の仕事を在宅ワークで行えば、その報酬は東京の賃金相場ということになります。企業によって多少報酬の差が出ることはあっても、同じ企業の同じ仕事であれば居住地によって報酬が変動することはありません。それが、在宅ワークは賃金格差を防げるという理由です。

自宅にいながら在宅ワークの仕事を探す方法

在宅ワークといっても、様々な種類があります。では、最後に、自宅にいながら在宅ワークを探す方法とポイントを紹介していきます。

#在宅ワークを探す方法
自宅にいながらもっとも簡単に在宅ワークを探すなら、クラウドソーシングに登録してみると良いでしょう。厚生労働省が公開している「クラウドソーシングの活用の広がりと課題認識」を見ていくと、日本国内にはさまざまなクラウドソーシングがあることがわかります。クラウドソーシングとは、登録して仕事の受発注を行うサイトのことです。仕事を請ける側は個人が多く、デザインやシステム開発、翻訳、ライティング、写真加工や動画撮影などその種類は多岐にわたります。また、在宅ワークは求人サイトに掲載されているケースもあります。求人サイトで募集されている場合、直接契約を結ぶのが一般的です。そのため、面接が必要になってきますが、オンラインで対応してくれる企業も増えているので確認してみましょう。

#在宅ワークを始める際のポイント
報酬はこれまでの実績に左右されることもあるため、自分に合った仕事を探すことがポイントです。まず、自分の得意分野で仕事を探してみましょう。そして、1カ所で決めることはせず、できるだけ複数の企業を比べてみることです。報酬の受け取り方法や納品までの流れなどもきちんと確認することも忘れてはいけません。例えば、クラウドソーシングの場合、報酬がポイントで表示されるケースもあります。ポイントが実際はいくらに換算されるのか、事前に確認しておきましょう。企業によっては、ポイントが低いうえに1ポイントに対して受け取れる報酬が0.5円以下ということもあるので、注意が必要です。

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