• 在宅ワークは保育園に入りづらい?
公開:2021/11/14  更新:2021/10/25

在宅ワークは保育園に入りづらい?

在宅ワークは、仕事と子育てを両立できるというイメージを持っていませんか。子育てをしながら仕事に集中するのは想像以上に難しく、保育園を利用したいと考える人が多いのが現状です。しかし、在宅ワーカーとして働いている人は、外勤と同様に保育園を利用できるのでしょうか。そこで、今回は在宅ワークで保育園を利用できるかについてお伝えしていきます。

在宅ワークは保育園を利用できる?

必ずしも保育園に入れないという訳ではないものの、在宅ワークは入園の優先順位が下がる可能性が高いでしょう。自治体の保育料補助がある認定保育園を利用する場合、家庭状況が点数化されて優先順位が決まります。在宅ワークとして働いている人は自分で子育てができると判断されて、外勤より優先順位が低いケースがあります。保育園に入園するためには、自治体の点数の仕組みについて理解しておくことが必要です。自分の家庭は何点くらいあるのか、どのくらい加点されると入園しやすくなるのかを理解しておきましょう。

#基準指数と調整指数とは?
入園の選考に関わる点数は、基準指数と調整指数の合計点で決まります。父親と母親それぞれの基準指数を合算し、調整指数の加点や減点が入ります。基準指数は父親と母親の基本情報が点数化されたものです。就労状況や健康状態などによって点数が変動します。調整指数は、家庭状況によって加点や減点される点数のことです。例えば、兄弟が在園中の場合は加点され、同居の祖父母がいる場合が減点されます。合計点数は順位付けされ、優先順位の高い人から入園できる仕組みとなっています。

保育園に預ける際は就労証明書が必要

子どもを保育園に預けたいときは、就労証明書を提出する必要があります。会社に所属している在宅ワーカーの場合は、就労証明書を会社に提出して必要欄を記入してもらいます。一方、フリーランスの場合は、自分で書類を用意しなければいけません。就労証明書は保育園の見学時にもらえたり、各自治体の窓口で配布されていたりします。記入方法が分からないときは、自治体の保育課で記入方法を確認すると良いでしょう。

#就労証明書の準備で気をつけること
就労証明書を準備するときは、ゆとりをもって書類を用意しましょう。記入漏れや記入ミスがあると再提出となり、期限内に申請できなくなるかもしれません。また、勤務時間や労働日数が基準に満たないと入園できない可能性があるので、各自治体の認定基準をきちんと確認することも大切です。自治体ごとに期限が異なるので、事前にスケジュールを確認してから準備を進めてください。

在宅ワークで保育園に入園する際に気をつけるべきポイント

在宅ワークの場合、希望する保育園に入園できないケースもあります。少しでも保育園を利用できるようにしたいなら、加点の可能性を探り優先順位のアップを目指しましょう。ここからは、在宅ワークで保育園に入園するときに気をつけるポイントをお伝えします。

#開業届を提出する
フリーランスの場合は、税務署に開業届を提出するのが良いでしょう。個人事業主としての証明書となり、しっかり働いていることをアピールできます。開業届は赤字でも黒字でも提出できるので、保育園に応募する前に用意しておくことをおすすめします。また、開業届と一緒に、青色申告承認申請書も提出しておきましょう。在宅ワークが就労を証明する際は、開業届や青色申告承認申請書などのコピーを求められることが多いからです。なお、青色申告承認申請書では65万円控除を選んでおくと、節税になり保育料を抑えることも可能です。

#仕事内容を証明する書類を準備する
自宅で仕事をする場合は子育てが可能だと判断されることが多いため、仕事の実績やスケジュールを証明する書類を準備するのも有効な手段です。住んでいる地域によって必要な書類が異なるので、各自治体の担当者に相談してみると良いでしょう。

#一時的に認可外保育園やベビーシッターを利用する
自治体によっては、認可外保育園などを利用した実績を作ると、入園の優先順位が上がる可能性があります。また、ベビーシッターを利用することにより、点数が加点されることもあるようです。保育の必要性をアピールするために、サービスを利用した際の請求書や受託証明書を保管しておきましょう。

#入園しやすい保育園を選ぶ
事前にどのくらい人気がある保育園なのか確認しておくのもおすすめです。園開放に参加できるなら、直接保育士と話して毎年どのくらい申し込みがあるのか聞いてみてください。毎年倍率の高い保育園を避けて申し込むことで、点数が低くても入園できるようになるかもしれません。

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