• 在宅ワークという働き方自分らしく働く
公開:2021/11/28  更新:2021/11/02

在宅ワークという働き方自分らしく働く

近年、在宅ワークという新しい働き方に注目が集まっています。本来仕事というと、毎日時間通りに出勤し、1日オフィスや現場、事務所などにとどまり仕事をするというものが、通常のスタイルとして確立されていましたが、インターネットの急速な普及に伴い、ネット環境さえ整っていれば、どこにいても仕事ができる、そんな時代に日本も突入しました。

在宅ワークとはどのようなものか

在宅ワークとは、その名の通り自宅にいながら仕事ができる、新しい働き方のひとつです。似たような言葉に、「テレワーク」や「モバイルワーク」などがありますが、すべてが同じものではありません。「テレワーク」は時間や場所を選ばない、柔軟な働き方のことで、在宅ワークやモバイルワークはテレワークという業態の一種とされています。

在宅ワークの種類には、主に在宅で作業をし、会社に出社することのない完全なもの、決められた日数だけ出勤しそれ以外の日を在宅で仕事をするものなどの事業形態があります。自宅で仕事をする在宅ワークには、基本的に時間の拘束がありません。仕事は主にインターネットなどの通信網を活用し、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどのデジタル機器で作業をするので、自分で時間の管理ややりくりができれば、時間を区切る必要がないのです。

在宅ワークの主な職種は、データ入力や文字起こし、音声データの書き起こし、ライティング、デザインやプログラミング、翻訳など、多岐にわたります。必要な情報をデータや記事などにして入力するだけの簡単なものは、インターネット回線やWi-Fiなどの環境さえあれば、特別なスキルや資格がなくても仕事ができます。在宅ワークは誰にでもチャレンジでき、敷居も低いことから始める人も徐々に増えているのが現状です。

在宅ワークでは、小さな子供の子育てに追われる主婦や、家族の介護などで家を空けられない人、または自分が病気などを患い外出が困難な人など、いろいろな事情があっても働くことができます。家事や育児、介護や通院の合間に仕事ができる在宅ワークという形態は、社会の需要もあり、この先もどんどん普及していくことが期待されます。

在宅ワークの魅力や注意点・向いている人

在宅ワークの第一のメリットは、会社に出社する必要がなく通勤時間が要らないことです。通勤は1日の内でかなりの時間を要します。住んでいる場所や環境にもよりますが、郊外などに住まいがある場合、長い時間通勤電車に揺られて出社し、家と職場の往復で体力を消耗することもあります。そんな煩わしい時間の縛りがないのも在宅ワーク人気の一端のようです。在宅ワークは家の用事の合間にできる仕事が多く、自分の好きなタイミングで作業をはじめることができ、作業の途中で休憩時間を取ることも自由です。自分の好きな仕事を選ぶことができるので、得意分野に取り組んだり未知のカテゴリーの案件にチャレンジしたりと自分を高めることもできます。また、通勤にふさわしい身支度をしなくても始められるのがメリットです。

しかし、裏を返せば自由になる時間が多いということは、時間の管理をしてくれる人もいないことになります。中には、プライベートと仕事の境目が曖昧になってしまい作業効率が上がらないという人もいます。人によって向き不向きがあります。また、自分で仕事を受注、作業場所の確保もしなくてはならない在宅ワークには、責任感も必要です。いったん引き受けた仕事は、たとえ在宅での作業とは言え、報酬をもらうことになるので、最後までやり遂げる心構えが肝心です。

在宅ワークは、特に子育て中の主婦や、本業を持ち会社に所属しながら副業として仕事をするサラリーマンなど、いろいろな事情により外に仕事に出られない人にも向いています。空いた時間で作業できる、いつでも手軽にはじめられることから、その需要は伸びているのです。他にも自己管理のできる人や、働こうという意志の強い人なども在宅ワークに向いている傾向にあります。クリエイティブな仕事を希望する人にも在宅ワークは魅力的でしょう。きちんと生活できる本業を他に持ち、副業として好きな分野の仕事に挑戦している人もいます。

在宅ワークは、新しい働き方のひとつです。子育て中でも、介護をしていても、たとえ病気になって外で働くことができなくなっても、在宅でなら自分の自由に思う通りの仕事をすることができるという点で、在宅ワークは魅力ある働き方と言えます。また、空いた時間を有効に使えるのも魅力です。自分の時間を大事にしながら、自由に、有意義に過ごすことができるよさが、在宅ワークにはあります。

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