在宅ワークは将来性が期待されている
結論から言えば、在宅ワークは大いに将来性が期待されているワークスタイルであると言えます。その理由はいくつかあるため、ここで確認してみましょう。
#社会人や求職者からのニーズが高い
後述する2つにも通じる事ですが、まず前提として在宅ワークという働き方は年々ニーズが高まっており、注目を集めています。これは新型コロナウイルスの流行以前から見られていた兆候で、例えば2012年にNTTコムリサーチが行った調査によれば、回答者の約半数が「在宅ワークに興味がある」と答えています。さらに、2015年に実施されたPR TIMESのアンケートでは、約60％の人が「在宅業に転職したい」と回答しています。ニーズが高い分野に「供給」を行うビジネスが発展しやすいため、在宅ワークにも高い将来性が期待されています。
＃政府による推進
在宅ワークは政府による後押しを受けているワークスタイルであるという点も、高い将来性が期待される理由の1つです。厳密に言うと、政府が推進しているのは本来のオフィスから離れた場所で仕事を行う「テレワーク」となっています。在宅ワークはテレワークの一種であるため、実質的に在宅ワークは政府が推進している働き方であるとも言えます。参考までに、政府は2013年頃から本格的にテレワークを推進し始め、2020年までにテレワーク導入企業を2012年比の3倍、全労働者の10％をテレワーク化する計画を立てていました。結果的に目標をクリアするには至りませんでしたが、今後もこうした流れは継続する事が予想されています。
＃クラウドソーシングの台頭
一般ユーザーが手軽に在宅業の案件を獲得する手段としては、クラウドソーシングというサービスが挙げられます。クラウドソーシングは公募型の案件紹介サービスとして、多くの在宅ワーカーに活用されています。その市場規模は急速に拡大しており、2013年から2016年にかけて4倍以上に膨れ上がりました。在宅ワークを希望する人が多い事に加えて、企業としても外部に業務を委託して効率化を図る傾向が見られます。各業界に特化したクラウドソーシングサイトも立ち上げられており、自由な働き方が一般的に浸透しつつあるでしょう。
在宅ワークを始めるにあたっておすすめの仕事とは
一口に在宅ワークと言っても、様々な種類の仕事があります。その中でも、これから在宅ワークを始めてみようという人、あるいは将来性の高い仕事をしたいと考えている人におすすめの仕事をここでご紹介します。
#Webライター
前述のクラウドソーシングで多く見受けられるのが、インターネット上で公開されているコラムや解説記事を執筆するWebライターの案件です。Webライターとして執筆活動を行うには特別な資格やスキルを必要としないため、これから在宅ワークを始めたい人にもハードルが低めでおすすめです。ネット記事は企業が集客・PRを展開するにあたって、重要なコンテンツとなることから需要が安定しており、Webライターの将来性は高いと言われています。ただし、特別なスキルが必要ないとは言え、収入が安定するまではある程度下積みが必要な場合も多いですので注意しましょう。
#Webデザイナー
デザインに関するスキルを習得しているのであれば、Webデザイナーとして在宅ワークを行うのもおすすめです。主にWebサイトなどのデザイン・設計を担当するWebデザイナーは需要が安定しているため、クラウドソーシングでも比較的容易に案件を見つける事が出来ます。在宅ワーク可として企業が社員の募集をかけているケースも少なくありません。一度入社してテレワークで勤め、ある程度ノウハウが溜まったら独立するというのも有効な選択肢です。
#プログラマー
IT化の波に対応すべく、多くの企業ではプログラマーやエンジニアの募集を継続的に行っています。特にプログラマーはパソコンとインターネット環境が整っていれば、基本的に仕事場を選ばない職種ですから、在宅ワーク可としている企業も多いです。採用が間に合わなかった場合にはクラウドソーシングにプログラマー案件が出回る事も少なくありません。専門的な知識やスキルを必要とするため、1件あたりの報酬単価が高めなのも魅力的でしょう。
#動画クリエイター
大手動画投稿サイトであるYoutubeをはじめとして、動画コンテンツの需要は右肩上がりの状況が続くと予想されています。依頼主・製作者の方針にも寄りますが、動画制作も素材とPCがあれば一人で完結させる事が出来るため、在宅ワークとしての適性が高いです。スキルを磨いていけば有名人や大手企業から依頼をもらえるケースもありますので、芸能業界に興味がある人にもおすすめの在宅ワークと言えるでしょう。
