• 在宅ワークの収入は?給料と報酬の違いを徹底解説!
公開:2021/12/06  更新:2021/11/27

在宅ワークの収入は?給料と報酬の違いを徹底解説!

働き方改革によるワークライフバランスへの関心の高まりから、様々な働き方に注目が集まっています。中でも、自宅で仕事をする在宅ワークは時間にとらわれずに働くことができると人気です。副業をしたい人や育児や介護で自宅を離れるのが難しい人が在宅ワークを始めています。ここでは、在宅ワークの種類や報酬の相場、給料と報酬の違いなどを詳しく解説します。

在宅ワークとは

在宅ワークは自宅で仕事を行うスタイルで、クライアントからの案件を受注して成果物を納品する形が一般的です。在宅ワークとテレワークは似ているため、混同されることが多いですが、厳密には意味が異なります。在宅ワークは仕事をする場所が自宅に限られますが、テレワークは会社のオフィス以外であればどこでも構いません。場所にとらわれることなく働くスタイルをテレワークと言います。例えば、ホテルやカフェ、コワーキングスペースなどの施設、移動中の車の中などです。テレワークは柔軟な働き方の総称であるため、在宅ワークもテレワークの一種だと言えます。

また、在宅ワークは内職とも違います。内職の定義も自宅での労働ですが、梱包作業や検品などの単純作業が中心です。在宅ワークのほとんどは、パソコンを使用した仕事になります。雇用形態も内職は法律上では企業に雇用される被雇用者であり、在宅ワークは個人事業主となるのが特徴です。他にも、内職は家内労働法によって最低賃金が保証されていますが、在宅ワークに適用される法律は下請法といって最低賃金は保証されません。

在宅ワークの種類と報酬の相場

ライフスタイルに合わせた働き方として人気の在宅ワークですが、仕事の内容も多種多様です。基本的にはパソコンを使用した作業が中心ですので、インターネット環境とパソコンがあれば仕事を始めることができます。案件によっては、タブレットやスマートフォンでできる仕事もあるのがポイントです。仕事の時間を確保するのが難しい場合には、隙間時間にスマホで短時間で完了できる案件が向いています。在宅ワークの案件の種類としては、文章作成・データ入力・プログラミング・アンケート参加・製図・ホームページ制作・Webデザイン・翻訳・リサーチなどが主流です。

クライアントと直接契約を結んで案件を行うパターンとクラウドソーシングサービスを仲介して案件を受注するパターンがあります。在宅ワークは案件単位での報酬であったり、案件が納品されるまでの時給によって報酬額が変動するなど収入を得る形も様々です。プログラミングや製図、翻訳など専門的な知識や技術が必要な案件は報酬が高くなるのが一般的です。案件によって報酬額は異なりますが、相場としては文章作成は1文字0.5円〜、データ入力は1件10円~、プログラミングは1件50,000円~、アンケート参加1件5円~、製図時給1,700円~、ホームページ制作200,000円〜、Webデザイン1ページ50,000円〜、翻訳1文字20円~30円、リサーチ1件20,000円となっています。どの案件も難易度や必要になるスキルによって報酬が変わりますので、あくまで目安です。

在宅ワークで収入を伸ばすためにはスキルを伸ばすことが必要になります。データ入力は単純な作業で単価は安いですが、パソコン操作やキータッチなどのスキルを向上させれば、より多くの作業をこなして収入をアップさせることも可能です。時間はかかりますが、プログラミングやWebデザインの勉強をしてニーズの高いスキルを身につける方法もあります。

給料と報酬の違いを知ろう!

在宅ワークを行う上で、給料と報酬の違いは把握しておきましょう。給料は雇用されている会社から雇用契約に基づき定期的に支払われる労働に対する対価ですが、これに対して在宅ワークにおける報酬は受注した業務に対して支払われます。給料は雇用関係の上で成立していますが、在宅ワークは請負契約になり雇用関係はありません。雇用関係がある場合、定められた勤務時間で働き、勤務時間を超過すると残業手当が付きます。勤務中のケガや病気、事故に対しては労災が適用されるのも特徴です。在宅ワークは勤務時間の決まりがなく、残業代も労災も適用されません。納期を守って成果物を納品すれば、報酬として収入を得ることができます。

注意したいのが、在宅ワークの報酬はあくまでも「成果報酬」という点です。成果報酬は、クライアントの求めている成果を一定以上達成することが求められます。求められている成果を達成できていない場合には報酬を得ることができません。例えば、3,000文字の商品説明の文章作成案件があった場合に文字数が不足していたり、説明が不十分だった時は報酬を支払えないと判断されてしまいます。在宅ワークでは、納期内に案件の成果条件を満たすことが重要です。

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