• 在宅ワーク求人で業務委託に挑戦しよう
公開:2022/01/01  更新:2022/01/21

在宅ワーク求人で業務委託に挑戦しよう

様々な働き方が存在する現代、フリーランスで業務委託を受注しているという人も増えてきています。とはいえ、いきなり受注に踏み切る前に、業務委託と他の働き方との違いや注意点などについて確認しておきましょう。

業務委託とは

業務委託とは、企業が会社外部の第三者に業務を委託することを言います。受注した側は一定の事務処理や成果品の納品を約束し、依頼した側はそれに対して報酬を支払います。フリーランスとして働いている人は、基本的に依頼主である企業側とこの業務委託契約を結んで仕事しています。業務委託には「請負契約」と「委任(準委任)契約」の二種類があります。請負契約では、仕事を受注した側は仕事をしっかりと完成させる責任を負います。イラストの書き起こしやホームページ制作などが代表例です。一方で委任契約の場合は、受注した側に仕事を完成させる責任はありません。事務作業などが当て嵌まります。委任か準委任かは、その仕事が法律行為か否かによって決まります。弁護士などは委任契約、コンサルタント業務などは準委任契約となります。

他の勤務形態との違い

会社の外で仕事を受注する業務委託と異なり、アルバイトや社員は会社の一員となる「雇用契約」を結んだ上で働きます。アルバイトは「1週間の所定労働時間が、正社員よりも短い労働者」のことを指します。アルバイトとパートは労働基準法では区別がなく、企業が仕事内容や労働者の属性に合わせて便宜上使い分けています。雇用契約を結ぶと、その人は「労働者」として扱われ、アルバイトであっても正社員であっても同じ規定が適用され、最低限の労働条件が法律によって守られることになります。

雇用契約の場合、雇用主と労働者の間には「使用従属性」が生じ、雇用主から労働者に対しての命令や指示にはある程度の拘束力が生じます。これに対し、業務委託契約には使用従属性がありません。依頼主と受注側は独立した個人、あるいは事業者同士として扱われ、その間で契約を結んだという形になります。依頼主からの拘束力は生じませんが、労働基準法などの法律の保護を受けることはできません。

業務委託を受ける際の注意点

働き方の自由度が高い在宅ワークにはいろいろなメリットがありますが、反面注意すべき点も多くなります。フリーランスとして働くのであれば、その点もしっかり押さえておきましょう。まず体調管理が難しくなるという点。在宅ワークは仕事時間とプライベートの区切りがなくなりがちで、オーバーワークになりやすいという特徴があります。仕事を完成させる必要がある請負契約の場合は特にその傾向が強くなります。また、在宅ワークは会社員ほど手厚い保障が受けられないので、体を壊して働けなくなるとそれがイコール収入の減少に繋がります。

収入が不安定になりやすいというのも、在宅ワークの注意点の一つです。在宅型の業務委託案件は単発のものが多く、受けられる案件がなくなると収入がなくなってしまいます。在宅ワークで生計を立てるためには、継続して仕事を受ける環境をしっかりと整える必要があります。そのためにはクライアントの信頼を獲得できるよう努力する他、勉強会やセミナーに参加して人脈を広げたりスキルを獲得する努力をすることも必要になります。

在宅ワークを行う上で大切なのが、クライアントの質を見極めることです。残念ながらフリーランスという理由で受注者を軽んじたり、報酬の支払いをスムーズに行わない企業も存在します。まず事前の情報収集をしっかりと行い、契約内容をしっかり確認した上で業務委託契約を結ぶことが大切です。もし契約内容に納得いかない点があれば、担当者と密にコミュニケーションを取りながら確認していく必要があります。クライアントが信頼に足る相手ではないと思ったら、契約を結ばないという選択肢を取る勇気も必要になります。

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