• 在宅ワークで出てくる報酬の意味とは?給与との違いを詳しく解説
公開:2022/01/11  更新:2022/01/21

在宅ワークで出てくる報酬の意味とは?給与との違いを詳しく解説

在宅ワークの求人を見ると、時給ではなく案件ごとに報酬という表示があります。同じ仕事でも、給与とは違うのでしょうか。ここでは、在宅ワークにおける報酬の意味や、在宅ワークでの業務形態、給与ではなく報酬を得るメリットについて詳しく解説します。

在宅ワークが報酬制になっているのはなぜ?

在宅ワークは、データ入力、ライター、プログラミングなど自宅でできるパソコンを使った仕事が中心です。さまざまな職種があり、社会人や主婦の副業としても人気急上昇中。企業に雇用されるのではない、新しい働き方を探している人に最適なのが在宅ワークです。そんな在宅ワークの求人に、時給や月給の表示がないのはなぜでしょうか。在宅ワークの仕事は、会社から時間給で雇われるのではなく、納品した納品物などの成果に対して報酬が支払われます。そのため、時給という概念がなく、報酬制度となっているのです。

時給ではないため、報酬額はあらかじめ決まっています。仕事量や作業内容によっては、時給に換算するととても安くなってしまうことがあるため、報酬額と仕事の内容を事前に確認することが重要です。スキルや経験によって、報酬額がアップするのが在宅ワーク。自分が得意な仕事を選ぶことで、よりよい報酬を期待できるでしょう。

在宅ワークの業務形態とは

在宅ワーク求人では雇用契約は結ばず、業務委託であることがほとんどです。業務委託は、企業や個人で仕事をしている人が、在宅ワークを希望している人に仕事を依頼して委託すること。業務委託では、仕事をする前に納期と報酬額、仕事の内容が決まっており、依頼者と仕事をしたい人の双方が業務について同意することで求人者が仕事を開始できます。

業務委託には、請負と委任(準委任)があり、請負は成果物を完成する目的に行われ、成果物と引き換えに報酬が支払われる契約です。委託(準委任)は、業務の遂行を目的に行われ、業務遂行時に報酬が支払われる契約です。委託は弁護士や司法書士など法的業務を行う時、準委託はそれ以外の契約で行われます。在宅ワークの場合には、請負がほとんどで、成果物がある仕事であることが大きな違いです。業務委託の場合、業務委託契約という契約を結ぶのが一般的ですが、クラウドソーシングなどのサイトを利用すると、契約書は要らず、サイト上で仕事の同意を確認した上で行うことができます。行う仕事によっては、企業と守秘義務契約などを結ぶこともあります。

給与より報酬でもらうメリット

給与ではなく、報酬で収入を得るメリットは何でしょうか。給与の場合、勤務時間が決まっているケースがほとんどです。1日6時間、8時間など労働時間があらかじめ決まっているため、勤務時間は業務に従事しなければなりません。在宅ワークの場合、働く時間は決まっておらず、納期に間に合えばいつ仕事をしてもよいというメリットがあります。早朝や深夜、土日など働いている人や家事や育児で忙しい人でも、時間を調整して働くことが可能です。自分が受けられるだけの仕事量を調整することができるため、無理のない働き方ができるでしょう。在宅ワークの場合には、出社の必要はありません。クライアントから依頼された業務を在宅で行い、納品もインターネットを中心に行います。

給与で支給される場合、月に1回、決まった金額を受け取るのが一般的です。一方、在宅ワークでは、自分の働いた納品に応じて報酬が支払われるため、毎月の報酬は一定ではありません。支払日はクライアントごとに異なり、クラウドソーシングサイトなどは月に2回以上の支払日があるケースも多いです。頑張って仕事をすればするだけ、報酬額が増えるため、モチベーションをキープすることができます。仕事で経験を積めば、案件の単価がアップしたり、クライアントから報酬アップをしてもらうこともあるでしょう。給与体制の仕事のように、毎月の収入は同じではありませんが、努力次第で収入を増やすことが可能です。

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