• 定年後に完全歩合制の営業職に取り組む人が増えている
公開:2022/02/08  更新:2022/02/04

定年後に完全歩合制の営業職に取り組む人が増えている

定年後の就業先に、完全歩合制の営業職を選ぶ人が増えています。ポスティングなどの完全歩合制の仕事では、就業に際しての条件が設けられていないことも珍しくありません。ここでは、完全歩合制の営業職の仕事内容と就業に際するメリット、注意点を紹介します。

完全歩合制で働く営業職の仕事内容

営業職の中には、完全歩合制で働けるスタイルの職も存在しています。正社員として就業する営業職とは違い、就業に際しての条件が設けられていないことも珍しくありません。就業を考えた際に、気軽に始められる点が魅力ではありますが、正社員のように給与保証が付与されない難点もあります。固定給制の営業職のように、一定の給与水準が保証された上での営業活動とは違い、成果が出ない限りは収入を得ることは出来ないのです。給与が保証されない反面、成果に応じて得られる収入に上限が設定されていない魅力もあります。

完全歩合制の営業職で働く際には、個人事業主という形での就業スタイルを取ります。1人で営む個人商店のように、商材の仕入れや販促方法に至るまでを、自身で決めていくことが出来ますが、全ての責任を自身で負わなくてはいけません。勤務時間や休日なども、自身のスタイルに合わせて設定する必要があります。自由に働ける面がありますが、自己管理が苦手な方の場合には、思うような売上を計上出来ない可能性もあるのです。

在宅ワークが可能な就業スタイルに魅力を感じ、定年後の働き口として、完全歩合制の営業職の人気は高まって来ています。店舗を構えるのとは違い、初期投資に要する費用が少なく済む点も、多くの方が就業を考えていった理由でしょう。人生100年時代が謳われるようになり、定年後も仕事を続けることが当たり前になりつつあります。完全歩合制の営業職は、就業の容易さや自由な働き方により、今後も多くの方に好まれていくでしょう。

完全歩合制で働ける営業系職種として人気のポスティング

ポスティングは、完全歩合制で働ける営業系職種として人気となっています。企業のマーケティング活動を請け負うポスティングは、提供された販促用資料を、個人宅や法人に対して投函していくのが主な仕事となります。他の営業系職種とは違って、アポ取りや成約を求められることはありません。過去に営業職に携わっていなかった方であっても、気軽に就業することが可能です。

ポスティングで多くの収入を得るためには、相応の枚数を配る必要があります。就業時の条件によって変わりますが、多くのケースでは1枚あたり数円といった少額でスタッフを募集するケースが少なくありません。自由に稼げる仕事とは言っても、それなりの収入を得るためには、多くの枚数を配ったり、長時間に亘って働いたりする必要が出て来るのです。

定年後に働く方であっても、一定の収入は仕事に対して求めるのが普通でしょう。ポスティングを通じて多くのお金を得るためには、仕事に取り組む際に、それなりに工夫を凝らす必要もあります。他の営業系職種に比べると、初期投資に要する費用が少ない仕事ですが、多くの収入を得るためには、準備しておいた方が良いものも幾つか存在します。

ポスティングを始めるにあたって必要な機材に、キャリーケースがあります。沢山のチラシを配布する上では、持ち運びに困らない入れ物が必要となります。ボストンバッグの類いであっても、相当の枚数を運ぶことは可能ですが、長きに亘る労働では、腰への負担も高まっていくでしょう。キャリーバッグのように、移動が容易に行える入れ物があった方が、快適にポスティング業務を営めるのです。

キャリーバッグと同様に、スマートフォンもポスティングに携わる上では必須のアイテムとなります。ポスティング用チラシを受け取る時点で、各々のスタッフに配布を担当する地域が割り当てられます。チラシ配布を求める企業側で、販促を要望するエリアを指定してくるのです。担当を任されたエリアは、必ずしも地の利に長けた場所とは限りません。初めて訪れる地域であることも珍しくないのです。スマートフォンがあれば、配布先の地図を眺めたり、ナビゲーションシステムを利用したりすることが可能となります。連絡が必要になった時以外にも、スマートフォンはポスティングに携わる上で欠かせないアイテムとなるのです。

ポスティングを効率的に進めるためにはコツが必要!

ポスティングを通じて多くの収入を得るためには、それなりのコツも必要となります。短時間で多くの枚数を配るためには、効率的な配布を行うことが避けられません。業務に入る前に、自分なりに配布ルートを決めておく必要があるのです。ルートを巡る時には、徒歩以外の手段を検討しておくのも良いでしょう。徒歩よりは自転車、自転車よりはバイクのように、自分で準備できる範囲で高速移動を可能にする乗り物を用意していくのです。配布エリアまでの時間が短くなれば、投函に要する時間を多く取ることが可能になります。投函に時間を費やせることは、多くの枚数を配ることへと繋がります。効率的なポスティングを実現するためにも、高速で移動できる手段を備えておいた方が良いのです。

短時間で多くの枚数を配るためには、動きやすい服装であることも欠かせません。スーツのような、柔軟な動きを妨げる可能性がある服ではなく、スウェット素材などの軽快な動きを可能とする服装を着こなすことを心掛けましょう。チラシを配布する先には、集合住宅などの高層建築の建物も多く見られます。中には、古い団地のような、エレベーターが備わっていない物件も少なくありません。動きやすい服装でなくては、短時間で多くの枚数を投函することは出来ないのです。

チラシを投函する際にも、それなりに工夫を凝らしておく必要があります。ポストの入り口が狭いと、思うようにチラシを投函できないことも珍しくありません。集合住宅のように、投函口が複数ある物件の場合には、決められた枚数を投函するにあたっても、必要以上に手間取ってしまうことが有り得ます。指サックや滑り止め付き軍手などを使って、投函する際に不手際が生じないための工夫を凝らしてみるのも良いでしょう。

チラシを投函する際に、ポスティングを行って良い住宅であるのかの確認を行うことも欠かせません。チラシの投函を嫌がる家庭に配布してしまうと、クレームを受けることに繋がります。長きに亘って業務を続ける以上は、問題を起こすことは避けなくてはいけません。機械的な投函業務ではなく、細心の注意を払ったポスティングを心掛けましょう。

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