• 在宅ワークで挫折しないために、開始する前に知っておくべき在宅ワークの魅力と難しさ
公開:2022/02/16  更新:2022/02/13

在宅ワークで挫折しないために、開始する前に知っておくべき在宅ワークの魅力と難しさ

近年、フリーランスやFIREといった言葉をよく耳にするようになりました。そういったストレスの無い働き方は、多くの人が憧れるところです。月間数億円稼ぐような有名YouTuberは極端な例ですが、そこまでとは言わずとも、在宅で毎月数十万円稼げたら人生の選択肢はパッと広がりますよね。この記事では、これから在宅ワークを始めたい方が挫折しないために、在宅ワークの魅力とその難しさを解説しています。

自由な時間、自由な場所を選べるのが在宅ワークの魅力

在宅ワークの最も大きな魅力は、何と言っても自由な場所と自由な時間で働けることです。

『もう満員電車で通勤したくない』『上司より先に退勤できなくてイライラする』、こういったことを考えたことはないでしょうか?

総務省の『平成28年社会生活基本調査』によると、日本の平均通勤時間は片道39.5分(往復1時間19分)かかっています。仮に年間の出勤日数を200日とすると、1年間で263時間、40年間にすると約10500時間を通勤だけに使っている計算になります。

例えると、弁護士になるための司法試験合格に必要な勉強時間が『3000時間~8000時間』と言われていますので、日本人がどれだけ通勤に時間を費やしているかがわかりますね。在宅ワークであれば、こういった通勤の時間がありません。場合によってはスーツや制服に着替える時間も必要なく、上司より先に帰りづらいといった心配をする必要もないでしょう。

1日8時間にこだわらずに自由に働いたり、自由に勉強してスキルの積み上げができることが、在宅ワークの魅力なのです。

特に在宅ワークとして人気なのは、WEB制作・ホームページ制作やWEBライティング、音声・動画編集などです。これらのお仕事が人気な理由は、やはり場所を選ばずに働くことが可能であるほか、スキル次第では1件数万円~数十万円といった高単価を目指すことができるからです。

もちろん依頼者あってのお仕事ですので、納期は存在しますし、全く他人と関わらずに仕事ができるかというとそうではありません。しかし、納期さえ守れば時間の使い方は自由ですので、自宅で好きなように予定を組んで、集中して仕事を行うことができるわけです。

最初は勉強する時間が必要

ここまで、在宅ワークの魅力をお話してきましたが、『でも実際そんなに甘くないでしょ』と感じた方もいることでしょう。

結論から言いますと、その通りです。在宅ワークは決して簡単なものではなく、依頼者があるしっかりした仕事です。完成品のクオリティが低ければ修正対応に追われたり、報酬が支払われなかったりということもあるでしょう。プロとして仕事をやり遂げるには、実際に働く時間の確保だけでなく、稼げるようになるまでには無給で勉強する時間も必要になります。

それでは、フリーランスとして仕事を得るまでに必要となる勉強期間の目安を紹介していきましょう。

#WEB制作・ホームページ制作で稼げるようになるまでの勉強時間目安は6カ月~1年

WEB制作・ホームページ制作で稼げるようになるまでは6カ月~1年(早くて3カ月)と言われています。
ホームページの制作過程においては『HTML』や『CSS』といったプログラミングの知識が必要で、これを理解するために多くの勉強時間が必要となるためです。

よって、在宅ワークとしてゼロから始める場合には、参入のハードルは比較的高いと言えるでしょう。

しかしその分、高単価の案件も多いため、しっかり自己投資してスキルを身に着け、稼ぎたいという方には向いています。

『40年間での通勤に10500時間を使いたくないので1年間自己投資に費やす』といった覚悟がある方は、WEB制作に挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか?

#動画編集で稼げるようになるまでの勉強時間の目安は1~3カ月
次に、動画編集についてです。動画編集はハードルが低く、1~3カ月(150~250時間)ほど勉強すれば仕事はできると言われています。

案件によっては高単価が狙えることが動画編集の魅力です。また、動画を1本だけ作るという人は珍しく、継続的に動画配信を行いたい人の方が多いため継続案件につながりやすいのが動画編集の強味です。

慣れてくれば作業効率もよくなり、1本あたりの作業時間を減らすことができるようになっていくでしょう。

#WEBライティングで稼げるようになるまでの勉強時間の目安は数時間~
WEBライティングについては、稼げるようになるまでさほど多くの時間は必要ありません。
WEBライティングとは、記事を書く仕事のことですが、専門的な知識は必要ないため、1か月目から数万円を狙うには現実的な在宅ワークと言えます。
最低限の文章ルールなどは勉強する必要がありますが、自分の得意分野で勝負できるのがライティングの魅力です。

そのほか、ノースキルで可能な在宅ワークも存在しますが、案の定単価が安いものしか存在しませんし、やはり『楽をして稼げる』といったことはありません。

『自分にもできるかな?』と思ったらとりあえずどんな仕事なのかを調査し、挑戦してみることが大事です。

まとめ

ここまで、在宅ワークの魅力と、在宅ワークを開始するまでに必要な勉強時間について紹介してきました。

在宅ワークは、通勤や職場のストレスから解放されながら働く時間をも選ぶことができる理想的な手段です。順調に実績を作ることができれば営業のための時間も減り、好きな人と好きな場所で働くことが可能になっていきます。

在宅ワークには、以下のような特有の難しさも存在しますが、事前に知って対処することで、挫折する可能性を小さくすることができるでしょう。

まず、時給や月給といった固定的な収入が保障されるわけではありません。最初の頃はどうしても安い案件が多く、時給換算してしまうと割りに合わないと感じてしまい、辞める原因となってしまいます。そのような場合は、働く時間を増やすことがポイントです。1日8時間働くことにこだわらずに、空いた時間を働くことで稼げるようになります。

また、仕事を得るための営業が苦手な方も多く見受けられます。営業というと『飛び込み営業』を想像してしまい、最初の段階で苦手意識を持ってしまうのです。

しかしインターネットで仕事を得る場合は、必ずしも飛び込み営業だけが有効とは限りません。もちろん、仕事の応募に対して自分の魅力をアピールすることは必要ですが、実績を積み重ねたり、SNSを有効に使って広報したりすることで、飛び込み営業をする必要は徐々になくなっていきます。

そして、あくまで報酬が発生するのは、業務を完了したときだと覚えておかなければなりません。そこから逆算して『案件を完了させるために必要なスキルを自分が持っているのか』を考える必要があります。

自己投資が可能であれば、そのスキルを得るために勉強するのが良いでしょう。また、多くの自己投資が難しいようであれば、易しそうなライティングの案件から開始しても良いでしょう。

今回ご紹介したお仕事以外にも、イラスト制作やロゴ制作、ナレーションなど、在宅可能なお仕事の種類は多岐にわたります。自分は何のスキルもないと決めつけずに、まずはクラウドソーシングなどの副業サイトに登録し、できそうな案件を探してみてはいかがでしょうか。在宅ワークを継続していくには、まず挑戦してみて、『稼げる』という実感を得ることが大切です。

ぜひ、自分にあった在宅ワークを見つけてみてください。

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