• フリーランスが仕事に応募したときに聞いたらアウトな質問とは
公開:2022/02/24  更新:2022/02/21

フリーランスが仕事に応募したときに聞いたらアウトな質問とは

フリーランスになったら仕事の募集に応募して依頼を受けることが必要になります。応募のときにはクライアントに質問をすることができますが、聞いたらアウトな質問があるのを知っているでしょうか。どのような質問がアウトなのかをここで詳しく理解しておきましょう。

フリーランスが応募するときに重要な質問と交渉

フリーランスが仕事の案件に応募するときには質問をするのが重要です。案件の詳細を募集要項で見てみてもわからないところがあったり、不透明な部分があったりすることはよくあります。案件の内容の割に報酬がかなり低い、納期が短い、働き方の自由度があまりないなどといった不満点があることも珍しくありません。そのような際にクライアントに質問をして詳細を確認したり、交渉して納得できる条件で契約できるようにしたりするのは重要なポイントです。

クライアントは必ずしもフリーランスの人材を使うのに慣れているとは限りません。完璧な要項を用意してフリーランスの募集をかけられるとは言い切れないため、不明点があったときには質問し、おかしい点があったり不満点があったりしたときには交渉するのがクライアントのためにもなります。特に質問は契約成立後にトラブルが起こるリスクを下げるのにも役に立つ点で重要です。しかし、フリーランスが仕事に応募するときには、聞いたらアウトな質問もあるので注意しなければなりません。

聞いたらアウトな愚問とは

フリーランスが仕事に応募するときにはどのような質問をするとアウトなのでしょうか。大きく分けると3つの種類があるので、どんな質問が愚問と見なされてしまうリスクが高いのかを知っておきましょう。

#募集要項に記載されている内容についての浅い質問
基本的に募集要項に記載されている内容に関して浅い質問をするのはアウトです。書面を見てもわからないような相手に仕事を依頼したいと思わないのはもっともなことでしょう。クライアントとしては余計な工数がかかる契約相手になる可能性が高いと考え、候補から外すのが一般的です。

例えば、在宅ワークを希望しているときには「自宅で仕事をしてもよろしいでしょうか」という質問をして確認を取りたいかもしれません。募集要項に「在宅可」と書かれていたなら、この質問に対する答えは「可能」となります。しかし、「フルリモートで差し支えないでしょうか。出社が必要な日がもしあるようでしたらご教示いただけますと幸いです。」といった質問の場合には問題はありません。記載事項に関して詳細を問い合わせる形になっているため、齟齬がないように配慮できる人材だと認めてもらえます。

#フリーランスの位置付けを理解していない質問
フリーランスの位置付けを正しく理解せずに問い合わせてしまうと、立場をわきまえていないと判断されて契約を見送られます。フリーランスは正社員ではなく、業務委託契約などの契約に基づいて仕事をするのが特徴です。各種社会保険に加入できるか、福利厚生を受けられるかなどといった質問は愚問と見なされます。また、正社員やアルバイトとの関係について問い合わせたり、フリーランスとの契約経験について質問したりするのもアウトです。クライアントは個別にフリーランスの人材の立ち位置を考えて契約相手を探しています。不安になる人も多い点ではあるものの、フリーランスの位置付けを理解できていなくて契約相手としては相応しくないと思われてしまいがちな質問です。


#契約の継続や更新についての質問や報酬にかかわる質問
フリーランスで在宅ワークを続けていきたい人や、高額報酬で稼いでいきたいと思っている人にとっては、契約や報酬に関連する疑問が生まれるでしょう。一般的にフリーランスの仕事は契約期間または納期が定められていて、報酬も月額または納品に対する成果報酬が明確にされています。仕事に応募するときには契約を継続できるのか、更新して働ける可能性があるのか、報酬の金額を交渉できるのか、報酬の支払い時期を調整してもらえるのかといった疑問が出てくることがよくあります。

実は契約や報酬に関連する内容はアウトのようで愚問ではありません。聞き方によっては心証を害してしまうのでアウトなのは確かです。しかし、交渉の前に確認しておくことでお互いの負担が軽くなるメリットがあるので契約や報酬についての質問は完全にアウトというわけではありません。「継続契約に対応していますか」「報酬額について交渉可能でしょうか」といった聞き方はアウトですが、「成果次第では継続的に仕事をいただけることはあるでしょうか」「このようなスキルがあるので報酬について相談させていただけますか」といった質問は問題ありません。意図は同じでも聞き方によっては質問してもアウトにならないため、クライアントの心証を重視して質問をしましょう。

カテゴリ
新着
同じカテゴリの記事