• 本業と副業で収入を安定化 在宅ワークのすすめ
公開:2022/02/26  更新:2022/02/23

本業と副業で収入を安定化 在宅ワークのすすめ

今、派遣社員やパート社員、フリーターとして働いている人が増えています。ひとたび不景気になると派遣社員は「派遣切り」に、パート社員やフリーターは解雇されたり給与減額され、正社員ですら早期退職勧奨を受け、定年まで勤め続けることができないケースが多くなりました。
そんな中、副業で在宅ワークを始める人が増えています。なぜ副業が大事なのか、在宅ワークが身を助けるのか、考えてみたいと思います。

本業だけでは不安定、在宅ワークで地に足をつけた生活を

日本では、定年まで勤め続ける「終身雇用制度」という慣行がありました。
社員は年齢を重ねるごとにほぼ自動的に昇進していき、給与も引き上げられていくので長く務めるほど有利だったのです。そのため、よほどの理由がない限りは一つの会社にとどまり、定年まで勤めていました。
高度経済成長期の企業は、人手不足を解消するため従業員を長く自社に引き留めたいという思惑があったので、この終身雇用制度は機能していました。

しかし長引く不景気や、派遣社員やパート社員、フリーターという景気によって人員調整しやすい雇用が増え、企業は解雇しにくい正社員を多くかかえる必要はなくなり、正社員ですら早期退職勧奨を受けるようになりました。
もはや、正社員として会社に勤めていても、その給与だけで安心して暮らせる時代ではなくなってしまったのです。

私たちにできることは本業の収入が途絶えても、もう片方の収入でしのげる新しい収入源として副業を始めることです。
特に、多くの人が副業として在宅ワークを始めています。技能があれば在宅ワークはすぐにでも始められるのです。

在宅ワークは身を助ける

在宅ワークは本業の空き時間で自分のペースで仕事を請け負うことができる副業です。インターネット上の在宅ワーカーとクライアントをつなぐサービスを利用すれば、誰でも簡単に始めることができます。

例えば、会社でプレゼン資料を作っている人なら、プレゼン資料を作ってほしいという依頼を受ければ、それほど苦労せずに作成できて報酬を受け取ることができるでしょう。
デザインを生業としてる人ならロゴマークの作成の依頼を受けたり、ウェブサイトを作る仕事をしてる人ならお店のホームページをつくる仕事を受けて報酬を受け取れます。
すでに得意な技能がある人にとって自分の都合に合わせて仕事を請け負える在宅ワークは、すぐにでも始められてそれなりの収入を見込める副業です。

また、社内での仕事とは違う新しい技能を身につけ、仕事の幅を広げるということも可能です。収入には直結しづらいでしょうが、在宅ワークでは生かしづらい職種で働いている人は、あえて経験のない新しい仕事に挑戦することも収入を増やすために役立ちます。

たとえば接客業で働いている人は、接客のスキルを在宅ワークで生かすのはなかなか難しいかもしれません。
ですが、例えば衣料品店で働いている人が衣服の知識を記事としてまとめることが出来れば、その記事が報酬につながることもあり得ます。
逆に、文章を書くのは得意だけどクライアントの求める記事内容の知識がないということもあるでしょう。その場合は、必要な情報を調べて記事にまとめる必要がありますが、未知の分野の記事を書くことによって知識の幅が広がり、請け負える記事執筆の仕事が増えていきます。
このように、知識を記事にして必要としているクライアントに納品する「ライター」の仕事は、文章のコツを掴めば誰でも報酬につなげることができる仕事です。

他にも、在宅ワークには様々な仕事があります。
音声の文字起こしやデータ入力の仕事は、難しいスキルは必要ないにせよ、文字を入力するスピードと正確さが必要になります。しかし慣れてしまえば簡単にできる仕事で、案件も多く、空き時間でこなすには適した仕事と言えます。

技能がないと諦めてしまう前に、まずは初心者でも請け負える仕事から始めてみることが大切です。在宅ワークを機に新しい技能の習得を目指せば、収入を増やす機会が増えいくのです。
こうして自分の技能を会社以外のところで生かして本業以外の収入源を確保すれば、万一本業の収入が途絶えた時の助けとすることができます。

在宅ワークでの収入はどれくらいなのか

在宅ワークで得られる収入は、在宅ワークに費やす時間や請け負う仕事によってピンからキリまでです。

専門技能や知識を要求される仕事、例えばプログラミングや、法律や医療に関する記事の執筆などは報酬単価が高い傾向にあります。
一方、技能がなくても慣れと正確さがあれば誰にでもできる、音声の文字起こしやデータ入力の仕事などは比較的安価です。
本業の傍らで副業ワーカーとして月数千円~数万円ほどの人もいれば、専業の在宅ワーカーとして生活している人もいて、中には数十万円稼ぐ人もいます。

副業として在宅ワークで本業並みかそれ以上の収入を望むことは難しいと思いますが、経験と知識を積み上げていくことでクライアントからの信頼を得られれば、高単価の仕事を請け負えるようになります。
本業とはまったく別の、自分の興味のある仕事を在宅ワークで続けていたら、いつの間にか副業が本業になっていたなんてこともあるかもしれません。

在宅ワークの目的は本業以外の収入を増やして生活を安定させることですが、それ以外にも生活そのものを変えてしまうかもしれない可能性も秘めています。
関心がある人は、在宅ワーカーとクライアントを仲介するサイトを探して、見てみることをおすすめします。

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