特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など
京都府は、どのようなエリアなのでしょうか。最初に、京都府の特徴を紹介します。
#京都府の特産品
京都府の主な特産品として挙げられるのが京野菜です。京都府で生産された導入時期が明治以前の伝統野菜および伝統野菜に準ずるものを京野菜といいます。1980年代まで生産量は減少傾向でしたが、京都府のPR活動などにより1990年代から生産量は増えています。代表的な京野菜として、辛味大根・聖護院大根・壬生菜・山科なす・桂うり・九条ねぎなどが挙げられます。ちなみに、京都府産の野菜を使って作られる京漬物も京都府の特産品です。京都府の三大漬物は、千枚漬・すぐき・しば漬けとなっています。
#京都府の歴史
京都府は、桓武天皇が平安京に都を移してから約1100年にわたり政治・経済・文化の中心でした。京都府には、宇治平等院・金閣寺・清水寺・二条城など、歴史スポットが点在しています。京都府という名称が誕生したのは1868年です。その後、1876年に丹後5郡、国天田郡を加えて、現在の京都府となりました。
#京都府の著名人
京都府はさまざまな著名人を輩出しています。京都府出身の偉人として知られているのが岩倉具視です。岩倉具視は王政復古の大号令案を明治天皇に申し上げたことや不平等条約改正交渉のためアメリカへ向かったこと（岩倉使節団）などで知られています。芸術家も多数輩出しています。例えば、陶芸家の北大路魯山人、画家の円山応挙は京都府出身です。芸能人では、お笑い芸人の千原兄弟や歌手の倖田來未さん、俳優の玉山鉄二さんなどが挙げられます。
#京都府の方言
京都府の方言は、大阪府や兵庫県と大きく変わりません。基本的には、関西弁といえます。しかし、京都府ならではの言葉もたくさんあります。これらの言葉は京都弁と呼ばれています。例えば、「ありがとう」を意味する「おおきに」、「いらっしゃいませ」を意味する「おいでやす」、「お惣菜」を意味する「おばんざい」などが広く知られています。舞妓さんの言葉遣いをイメージするとわかりやすいかもしれません。スローテンポで京都弁を話すと柔らかな印象になります。
2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向
続いて、京都府の有効求人倍率・最低賃金・経済動向を紹介します。在宅ワーク求人を見つけやすい状況なのでしょうか。
#京都府の有効求人倍率
独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表している都道府県別有効求人倍率によると、2021年7月における京都府の有効求人倍率は1.14倍です。2021年1月が0.97倍、2021年4月が1.05倍だったことを考えると、京都府の有効求人倍率は上昇傾向にあるといえるでしょう。年初に比べると、在宅ワーク求人を見つけやすいと考えられます。
#京都府の最低賃金
厚生労働省が発表している地域別最低賃金の全国一覧によると、令和3年度における京都府の最低賃金時間額は937円です。全国加重平均額が930円なので、全国平均をやや上回る水準といえます。効率よく稼ぎたい方にとって、働きやすい都道府県といえるでしょう。
#経済動向
京都府経済は、厳しい状況にあるものの一部で持ち直しの動きがあると評価されています。例えば、ホテルなどの客室稼働率は前年に比べ改善しています。また、着工新築住宅戸数も増加傾向となっています。しかし、全体を見ると厳しい状況が続いています。
府独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報
京都府内の自治体は、移住をサポートするさまざまな制度を用意しています。代表的な制度を紹介します。
#綾部市UIターン者定住支援住宅入居者募集
京都府綾部市は、市外から移住する定住希望世帯を対象に定住支援住宅を貸し出しています。対象は60歳未満で構成される世帯、家賃は月額3万円、入居期間は原則3年です。オーナーから借り受けた空き家を綾部市が整備しているため、快適に暮らせる住宅を安価で見つけられます。
#城陽市空き家バンク補助金交付制度
京都府城陽市は、空き家バンク制度を利用して市内へ転入する世帯を対象に購入・賃借にかかる費用の一部を補助しています。購入の場合は住宅ローン残高を基準に10万円（市内事業所雇用転入者は20万円）を上限、賃借の場合は1か月分の家賃を基準に1万円（市内事業所雇用転入者は2万円）を上限として補助を受けられます。
府のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事
京都府は子育て世帯を支援する事業を行っています。代表的な事業として挙げられるのが「きょうと子育て応援パスポート」事業です。「きょうと子育て応援パスポート」事業は、子育てを社会で応援する仕組みといえるでしょう。具体的には、協賛店でパスポートを提示すると、割引をはじめとした店舗独自のサービスを受けられます。対象は、京都府在住の子育て世帯です。
人口・面積・世帯数
令和3年8月1日時点における京都府の人口は256万6641人、世帯数は119万2901世帯です。令和2年8月1日時点における京都府の人口は257万1922人、世帯数は119万2628世帯だったので、人口は減少傾向といえるでしょう。
京都府の面積は4612.20平方キロメートルです。この大きさは、全国で31番目になります。面積はそれほど大きくないといえます。
