• 在宅ワークをする際に知っておきたい和歌山県の特徴
公開:2021/10/14  更新:2021/10/14

在宅ワークをする際に知っておきたい和歌山県の特徴

在宅ワークをするために、地方に移住する人が増えています。もっとも、何となく暮らしやすそうというイメージだけで引っ越してしまうと、理想と違った現実に直面して後悔する羽目になりかねません。ここでは、在宅ワークをする上で知っておきたい和歌山県の特徴を紹介していきますので、同県で在宅ワークを検討している方はぜひ参考にしてください。

特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など

#特産品
和歌山県は農業や漁業が盛んで、特にミカンや梅が特産品として知られています。それ以外にも、「きしゅううすい」と名付けられたサヤエンドウや、「紀州しみず」と呼ばれるぶどう山椒なども県を代表する特産品です。また、意外と知られていないかもしれませんが、醤油の発祥地は和歌山であり、現在でも県内では昔ながらの製法を用いた醤油造りが盛んです。この醤油も和歌山の特産品となっています。

#歴史
現在の和歌山県がある一帯には、古くから人々が暮らしており、県内からは1万5000年前から2万5000年前の旧石器時代の遺跡が見つかっています。中世から近世にかけては紀伊国と呼ばれており、戦国時代には寺社が強い勢力を有するエリアでした。江戸時代になると、徳川御三家の一つである紀州藩のおひざ元として繁栄し、戦後は大阪のベッドタウンとして発展を遂げています。

#著名人
和歌山県はお笑いのメッカである大阪に近いこともあって、県内出身の著名人にはお笑い関係の人が数多く含まれます。例えば、明石家さんまさん(奈良のイメージが強いですが生まれは和歌山)や太平かつみなどです。また、俳優の小林稔侍さんや溝端淳平さん、演歌歌手の坂本冬美さんも同県出身となっています。

#方言
和歌山県で話されている方言は、和歌山弁と呼ばれます。和歌山弁の特徴は、敬語表現が少ないという点にあるのですが、これは古くからみんなが平等という考え方が県内に浸透しているためであると考えられています。敬語を使うと逆に失礼な印象を与えてしまう場合があるので、県内で仕事をする場合には注意しなければなりません。

#地域の特徴
和歌山県は、近畿地方の最南端に位置しており、北側で大阪府、北東側で奈良県、東側で三重県とそれぞれ県境を接しています。南側から西側にかけては広大な太平洋が広がっていますが、県の北東部は急峻な山岳地帯となっており、地域によって気候が大きく異なるというのが特徴です。

2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向

#有効求人倍率
和歌山県の有効求人倍率は、2021年1月時点では1.00倍でしたが、そこから徐々に改善しており、同年7月時点では1.12倍となっています。前年の2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延によって、有効求人倍率が大きく落ち込みましたが、そこから少しずつ持ち直しているということが見て取れます。

#最低賃金
和歌山県の最低賃金は、2021年9月までは831円ですが、同年10月からは859円となっています。賃上げ傾向が続いているので、県内で働いている方にとっては望ましい環境であると言えるでしょう。

#経済動向
和歌山県内の経済は、2020年は新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響によって大きく落ち込みましたが、2021年に入って徐々に持ち直しの兆しを見せています。ただし、鉱工業生産指数や自動車新車登録台数は、月によって良し悪しが区々ですので、今後の動向には注意する必要があります。

県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報

#在宅ワークの助成金
和歌山県では、県独自の在宅ワークに関する助成金はありませんが、県内で在宅ワークを導入しようとしている事業者は、国が行っている働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)を利用することが可能です。助成金の申請は予算を使い切ったところで打ち切られるので、利用を検討している場合は、早めに募集状況を確認するようにしましょう。

#住宅助成金
和歌山県では、県内の市ごとに新築建築や新築購入、中古購入についての利子の補給制度や助成金制度などが用意されています。自治体によって利用できる制度の有無や内容は異なっているため、居住する場所を決める場合は、事前に制度内容をきちんと確認しておくのがおすすめです。例えば、和歌山市の場合は、住居を新築する場合には最大で126.6万円の助成金を受け取ることができますが、新築購入や中古購入の場合には特段助成金は用意されていません。

県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事

和歌山県内の各市では、それぞれ独自に子育てや就業に向けた取り組みを行っています。例えば、和歌山市では、子育てプランナー事業と銘打って、多様化する教育・保育施設や子育て支援事業の中から、市民が適切なものを選んでスムーズに利用できるようにするために、窓口を設けて専門の相談員からアドバイスを得られるような仕組みを構築しています。また、就業面では、「わく和~クナビ」というホームページを運営し、そこを通じて市内の求人情報に市民がアクセスできるようになっているので、在宅ワークが可能な仕事を探したいという場合にも役に立つでしょう。このように、和歌山では在宅ワークをするのに十分な環境が整っているため、県内の在宅ワーク求人数は増加傾向にあります。

なお、在宅ワークについて、県独自の税制優遇措置はありませんが、在宅ワーク用の設備の導入時に、一定金額を税額控除できる国の中小企業経営強化税制を利用することは可能です。

人口・面積・世帯数

#人口
和歌山県の人口は、2021年時点で約96万人となっています。これは、日本全体の約0.76パーセントに相当します。

#面積
和歌山県の面積は、4,725平方キロメートルであり、全都道府県の中で30番目の大きさとなります。

#世帯数
和歌山県の世帯数は、2021年時点で約39万世帯です。

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