• 岡山県で在宅ワークをする場合に知っておきたい地域の特徴
公開:2021/10/13  更新:2021/10/13

岡山県で在宅ワークをする場合に知っておきたい地域の特徴

在宅ワークの普及とともに、各地に移り住んで仕事をする人が増えています。しかしながら、イメージだけで移住をすると、実際に住み始めてから思っていたのと違う現実に直面して後悔することになりかねません。ここでは、在宅ワークをする場合に知っておきたい岡山県の特徴を見ていきますので、同県に住んで仕事をしようという方はぜひ参考にしてください。

特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など

#特産品
岡山県では農業が盛んに行われており、県の特産品にも農産物が多く含まれています。代表的なものは、マスカットやピオーネといったブドウですが、それ以外にも桃やトマトなども同県の特産品です。また、農産物以外では、千屋牛やジャージー牛といった畜産物や、スイートピーやリンドウなどの花も岡山ならではの特産品となっています。

#歴史
現在の岡山がある一帯は、古代においては吉備国と呼ばれており、中世には備前、備中、美作という3つの国が存在していました。そのため、現在でも地域ごとに風習や文化が少しずつ異なっています。江戸時代には、岡山城を中心とした岡山藩が置かれ、同時代の三名君の一人にも数えられる池田光政の治世には庶民を対象とした閑谷学校が開設されています。近代になると、山陽道の交通の要衝として発展を遂げ、繊維業などが活発に行われるようになりました。現在でも、倉敷を中心としてジーンズの製造が盛んなのは、その名残です。

#著名人
岡山県は、これまでに犬養毅、平沼騏一郎、橋本龍太郎という3人の総理大臣を輩出しています。また、芸能関係の出身者も多く、俳優のオダギリジョーや杉浦太陽、モデルの桜井日奈子といった面々は、同県の生まれです。それ以外では、B’zのボーカルとして知られる稲葉浩志や甲本ヒロトなど、プロ野球で選手、監督を務めた星野仙一など、同県の出身者は多士済々です。

#方言
岡山県で使用されている方言は、岡山弁と呼ばれます。関西弁に似ているものの、それよりは標準語に近いため、他県の人が聞いてもそこまできつくは聞こえないでしょう。広島弁と同じように、語尾に「じゃ」や「けえ」、「けん」、「のう」といった言葉がつくことが多いというのも岡山弁の特徴です。

#その他地域の特徴
岡山県は、中国地方の東側に位置しており、東側では兵庫県、西側では広島県、北側では鳥取県と、それぞれ県境を接しています。南側には瀬戸内海が広がっているため、その一帯は年間を通じて比較的温暖な気候ですが、一方で日本海沿岸の北部地域は冬になるとかなりの冷え込みに見舞われます。

2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向

#有効求人倍率
岡山県の有効求人倍率は、2021年7月時点で、1.45倍となっています。これは、全国でも一、二を争う高い水準で、いかに同県が求職者にとって有利な環境であるかが分かるでしょう。

#最低賃金
岡山県の最低賃金は、2021年9月までは834円でしたが、同年10月以降は、一気に28円も引き上げられて862円になります。業種ごとに見ていくと、最低賃金の金額は一律ではありませんが、基本的に上昇基調になるので、同県で働こうと考えている方にとっては良い流れが続いていると言えます。

#経済動向
岡山県の2021年5月の景気動向指数は、先行指数が118.2、一致指数が84.8、遅行指数が101.3となっています。全世界に広がった新型コロナウイルス感染症の影響によって2020年以降景気は悪化の一途をたどっていましたが、足元では改善傾向が出てきていることが見て取れます。ただし、鉱工業生産指数や生産財出荷指数は上がったり下がったりといった状況が続いているので、まだまだ先行きは不透明な状況です。

県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報

#在宅ワークの助成金
岡山県内の中小企業主は、良質なテレワークを新規導入・実施することにより、労働者の人材確保や雇用管理改善等の観点から効果をあげるなどの所定の条件を満たした場合には、国の人材確保等支援助成金(テレワークコース)を利用することが可能です。この制度は、機器等導入助成と目標達成助成の2つから構成されており、それぞれ1企業あたり100万円、在宅ワーク実施対象労働者1人あたり20万円を上限として助成金が支給されます。

#住宅助成金
岡山県では、おかやまの木で家づくり支援事業を実施しています。これは、同県産の乾燥材や森林認証材を使用した新築住宅を建てる場合に、12万円から24万円程度の助成金を支給するという制度です。制度を利用することによって、住宅を取得しやすくなりますので、同県で家を建てようと考えている方は、積極的に利用すると良いでしょう。

県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事

岡山県では、しごと情報センターというWebサイトを運営しており、移住希望者に役立つ様々な情報を発信しています。移住に役立つ情報を掲載したサイトを紹介するだけでなく、移住者を対象にした県内の求人情報も掲載されており、その中には在宅ワークが可能な仕事も多数含まれていますので、同県に移り住んで在宅ワークをしようと考えている方はぜひ一度見てみると良いでしょう。

また、同県は、「すべての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現」というスローガンを掲げて、行政サービスの充実に取り組んでいます。単身で移住した世帯に60万円、2人以上で移住した世帯に100万円を支給するといった岡山市移住支援金といった移住者に有用な制度も多数用意されているため、受給資格を満たす場合は、ぜひ有効に活用するのがおすすめです。このように、岡山県では在宅ワークをするのに役に立つ取り組みが数多く行われているので、県内の在宅ワーク求人数は2021年に入って増加しつつあります。

人口・面積・世帯数

#人口
岡山県の人口は、2021年時点で約190万人です。これは都道府県の中で20番目の水準となっています。

#面積
岡山県の面積は、7,114平方キロメートルであり、これは全国で17番目の大きさです。上から数えた方が早いので、比較的大きい自治体であると言えるでしょう。

#世帯数
岡山県の世帯数は、2021年時点で約86万世帯であり、世帯当たりの人数は約2.2人となっています。

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