特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など
#特産品
高知県内には、カツオ漁の拠点となる港がいくつもあり、そこで水揚げされたカツオのたたきは、県を代表する特産品です。また、同県は農業が盛んなエリアとしても知られており、特にトマトやナス、ユズなどは全国でも有数の出荷量を誇る特産品となっています。
#歴史
現在の高知県がある一帯は、古くは土佐と呼ばれていました。この土佐という地名は、神話に登場する「土佐国建依別(とさのくにたけよりわけ)」にちなんで名づけられたと言われており、10世紀に紀貫之が記した「土佐日記」にその名を見ることができます。江戸時代には土佐藩が設けられており、幕末には薩長同盟の立役者となった坂本龍馬を輩出した地としても知られています。近代以降は遠洋漁業の一大拠点として、今日に至るまで発展を遂げてきました。
#著名人
高知県出身の著名人には、前述の坂本龍馬以外にも、板垣退助や後藤象二郎など、幕末から明治にかけて活躍した人物が数多くいます。また、同県は、芸能界にも多くの人材を輩出しており、例えば、漫才師の西川きよしやお笑い芸人の間寛平、タレントの島崎和歌子などは、同県の出身です。
#方言
高知県内で話されている方言は、土佐弁と呼ばれます。もっとも、同県は東西に長い地形となっているため、同じ土佐弁でも東西で言い回しやイントネーションが少しずつ異なっています。母音をはっきりと発音するという特徴があるため、初めて耳にする人はハキハキした印象を受けるでしょう。
#地域の特徴
高知県は、四国の南部に位置しており、東側で徳島県、北東側で香川県、北西側で愛媛県と、それぞれ接しています。南側には太平洋が広がっており、その沿岸地域は年間を通じて温暖な気候となっています。一方、北部は四国山地に連なる山々がある急峻な地形であり、冬場には思いのほか冷え込む場合があります。
2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向
#有効求人倍率
高知県の有効求人倍率は、2021年8月時点で、1.09倍となっており、11月連続で1倍を上回っています。もっとも、1倍をやや上回る水準で推移しているので、そこまで労働市場が活況であるとは言えないかもしれません。
#最低賃金
高知県の最低賃金は、2021年9月までは792円でしたが、そこから28円引き上げられて2021年10月以降は820円になっています。前年はわずか2円しか引き上げられなかったのと比べると、賃金水準は改善していると言ってよいでしょう。
#経済動向
2021年9月の高知県内の消費動向を見ると、百貨店・スーパー販売額や観光施設入込客数は前月比でプラスを維持しているのに対し、自動車販売は2か月連続のマイナスとなっています。一方、投資動向に目を転じると、住宅投資は2ヵ月連続のマイナス、建築投資は2ヵ月ぶりのプラス、公共投資は7ヵ月ぶりのマイナスであり、こちらも項目によって改善しているものと悪化しているものがあります。これらを見る限り、県内の経済動向は、足踏み状態が続いていると考えてよいでしょう。
県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報
#在宅ワークの助成金
高知県では、在宅ワークの助成金制度は特段設けられていませんが、県内で在宅ワークを導入する中小企業などは、国のIT導入補助金や人材確保等支援助成金(テレワークコース)を利用することが可能です。例えば、IT導入補助金の対象になると、ITツール導入に要した費用の半額を最大で450万円まで補助してもらえます。
#住宅助成金
高知県内にある各市町村では、新築購入時に住宅ローンの利子を補給する制度や、助成金を支給する制度などを設けているところがあります。制度の有無やその内容は自治体ごとに異なるため、移住を考えているのであれば、住む場所の自治体がどのような制度を用意しているかを事前に確認しておくと良いでしょう。例えば、安芸市の場合は、三世代が同居や近居となる子育て世帯の転入に対して、物件の購入費用を最大24万円まで助成してもらえます。
県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事
高知県では、「高知家で暮らす。」というポータルサイトを運営し、その中でUターンやIターンで同県に移住してくる人々に役立つ様々な情報を発信しています。サイト内では、様々な求人情報も紹介されていますので、在宅ワーク求人情報を調べたいという方は一度見てみると良いでしょう。また、同県は子育て支援にも力を入れており、産婦人科医による面接や電話相談ができる制度が用意されていますので、育児をしながら在宅ワークをしようと考えている方にも住みやすい環境が整っていると言えるでしょう。
人口・面積・世帯数
#人口
高知県の人口は、2021年4月時点で約69万人となっています。これは47ある都道府県のうち、45番目の水準です。
#面積
高知県の面積は、全都道府県の中で18番目の約7,103平方キロメートルです。人口を面積で割って算出される人口密度は、1平方キロメートル当たり約97人となっています。
#世帯数
高知県の世帯数は、約35万世帯となっており、人口を世帯で割ると、1世帯当たりの人数は2人弱であることが分かります。1世帯の平均構成人数が2人を下回っているというのは、それだけ単身世帯の割合が高いということでしょう。