• 温泉に豊かな自然!知っておきたい熊本県
公開:2021/10/10  更新:2021/10/10

温泉に豊かな自然!知っておきたい熊本県

熊本県は九州中央部に位置し、有明海や東シナ海、不知火海に面している県です。熊本県の歴史は古く、約3万年前から人々が暮らしていたことがわかっています。活火山が多いことから温泉も多いので、地元民は毎日の疲れを癒やされながら生活をすることも可能です。「在宅ワークを熊本県で」と考えている場合、まずはどのような土地なのかを知っておくと就職先を見つける際に役立ちます。

特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など

熊本県の特産品は歴史上で有名な人物との関わりが深いものもさまざまあります。たとえば、体が弱かった熊本藩主のために考案された「辛子蓮根」の材料である蓮根は熊本県で夏~冬にかけて栽培され、人気の野菜です。また、熊本県の特産品として、熊本黒皮かぼちゃが有名です。黒皮かぼちゃは熊本市で栽培されており、江戸時代頃にポルトガルから入ってきたといわれています。甘味は少ないものの、煮崩れしにくいので高級食材として料亭などで使われることも少なくありません。

熊本県は古代、火君という豪族が治めていたため、「火の国(肥の国)」と呼ばれていたことがわかっており、金の装飾品などが多く出土していることからも熊本県が豊かな国であったことがうかがえます。やがて、1469年~1487年にかけて熊本城が築城されました。明治時代に一部を残して焼失したものの、銀杏城という別名も生まれるほど熊本県民から親しまれています。

2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向

厚生労働省は2021年10月1日、熊本県の2021年8月の有効求人倍率は1.34倍であり、2021年7月と比較して0.01ポイント低かったことを発表しました。県内では2カ月連続で低下していますが、九州内においては宮崎県に次いで2番目、全国では17番目という結果です。建築や製造業などを中心に主な産業7種すべてが新規求人数で2020年8月を上回っています。熊本県の最低賃金は2021年10月現在821円で、前年度同月から28円増になりました。県外ではなく、地元で就職をしたいという若者が増加している現状を受け、熊本県内の企業も募集数を増やすなど経済的に徐々に回復に向かっているといえるでしょう。

県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報

熊本県ではテレワーク導入支援として、熊本市内の宿泊施設が提供しているテレワークプランを利用する場合、料金の一部の負担を行っています。また、厚生労働省が生産性向上を目的に、テレワーク環境を整えるためのITツール導入費用を助成する「サービス等生産性向上IT導入支援事業」も在宅ワーク求人をしている企業が積極的に活用しているものです。熊本県では働き方改革を進めるなかでテレワークについても推進しており、在宅ワークを求める人にとっても住みやすい環境であるといえるでしょう。

また、熊本県では「住宅耐震化支援事業」を行っており、助成金を申請することが可能です。熊本県には活火山が多く、住宅の地震対策は必須といっても過言ではありません。こちらの助成金は建て替え、耐震改修設計一括工事それぞれが最大100万円、耐震改修設計や耐震シェルター工事の場合が最大20万円、耐震改修工事のみの場合で最大60万円です。さらに、熊本県に移住した場合、単身で60万円、2人以上の世帯で100万円が助成されます。

県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事

熊本県は地域によってスローガンを掲げ、それに向けて住みやすい街づくりを進めています。たとえば、熊本県の県庁所在地である熊本市は1972年に「森の都」に定められました。そのため、「美しく活力ある森の都くまもと」をスローガンに、都市景観を目標に近づけるべく努力を続けています。また、熊本県には「子ども未来課」があり、子育て支援として「病児保育事業」を行っています。こちらは、仕事を休んで病気や回復期の子どもを看病できない家庭が対象になっている支援です。乳児、幼児、小学生の子どもであれば、病気・回復期の一時期、看護師が常駐している保育所や病院などに預けることができます。

熊本県内では水道水が天然地下水の地域も多いです。県内には1000カ所以上の湧き水があるため、いつでも天然水を自宅で味わうことができます。水資源の宝庫と呼ばれているほど水質も良く、海の幸や山の幸も堪能できるので家族で移住した場合でも豊かな暮らしを期待できるでしょう。

人口・面積・世帯数

熊本県の人口は172万6187人(2021年9月1日現在)、世帯数は73万5063世帯です。面積は7409平方キロメートルで、東部の阿蘇地方に日本2位の阿蘇カルデラ、西部に熊本平野がひろがっています。県内で最も人口が多いのは熊本市で、なかでも東区や中央区が群を抜いて人が集まっている地域です。そのため、在宅ワーク求人も比較的多い傾向があり、交通面を考慮しても仕事・生活上で便利だといえます。在宅ワークを探す際には仕事面だけではなく、自分が住みやすい地域かどうかを見定めるのが大事です。長く生活するつもりであれば、広い視野でチェックしましょう。

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