• 福岡県の特徴や最新求人情報、各種助成金・支援サポートなどに関するまとめ!
公開:2021/10/10  更新:2021/10/10

福岡県の特徴や最新求人情報、各種助成金・支援サポートなどに関するまとめ!

福岡県は、福岡市と北九州市の2つの政令指定都市を抱え、政治経済の両面で九州の中心を担っている県です。また、多くの特産品やグルメなども充実し、九州の中でも一際話題に事欠かないエリアと言えるでしょう。この記事では、福岡の特徴を多用なアングルから紹介すると共に、特に経済・雇用情勢や、就業・子育てなど普段の生活に役立つ助成金情報などをまとめていきます。

特産品・歴史など・著名人・方言などその地域の特徴など

福岡県の名産品は、博多人形や博多織といった伝統工芸品のほか、辛子明太子や豚骨ラーメン、さらに、江戸時代より親しまれている海藻加工品である「おきゅうと」などグルメ分野も充実しています。近年では、ブランド苺の「あまおう」「とよのか」、ブランドイチジクの「とよみつひめ」など味わい深い高級フルーツも人気を集めています。

福岡県は中国大陸や朝鮮半島に近い地理的条件に恵まれ、海外との交易が盛んに行われ、古代日本の中心地であったと考えられています。明治時代以降は、筑豊や大牟田で石炭の発掘が進み、それらを活用して北部では鉄鋼や機械産業が発展し、「北九州工業地帯」として日本の近代化を支えました。戦後のエネルギー革命を境に、石炭など県を代表する産業は打撃を受けましたが、県庁所在地の福岡市を中心に第3次産業の集積が進み、九州の中心地として再び成長に転じました。

福岡県出身の著名人としては、福岡藩初代藩主となった武将黒田長政、第92代内閣総理大臣である麻生太郎、戦後日本を代表する小説家松本清張らがいます。さらに、高倉健、タモリ、松田聖子など多数の大物俳優・タレントを輩出する土地としてもよく知られています。方言は、もともと、福岡市博多エリアを中心に使用されていた博多弁が実に有名です。「~ばい」「~と」など印象深い語尾と、独特の抑揚に親しみを覚える人々も多く、九州の方言と聞くと誰もが博多弁を真っ先に連想するほどお馴染みの存在です。

2021直近の有効求人倍率、最低賃金、経済動向

2021年7月時点で、直近の福岡の有効求人倍率は、前月を0.01ポイント下回る1.08倍と発表されました。福岡の有効求人倍率は、2020年末の数値を底に、2021年に入って以降は、0.01ポイントずつ微増を続けている状況でしたが、ここに来てひとまず一服感が出たと解釈できます。今後も新型コロナの感染者数や経済規制の影響を受けることが予想され、継続的な注視が必要です。そして、福岡県の最低賃金は、2021年10月1日より、時間当たり現行の842円から870円に引き上げられることが決まりました。直近1年では大きな変化はなかった最低賃金ですが、ここ4年のスパンでは100円以上上昇しており、賃金引上げのトレンドが継続していることは確かでしょう。

福岡県内全体の経済動向は、厳しい状況の割に持ち直し始めたものの、いまだ一部に弱さが見られている状況です。具体的には、企業の生産や設備投資、新設住宅着工は底堅さと共に明るい兆しもあります。その一方、個人消費に弱含みが見られ、雇用情勢もまだ厳しい水準に留まっている印象が強いです。

県独自の在宅ワークの助成金や住宅助成金など有益な情報

福岡県は、テレワーク・在宅ワークツールを導入する中小企業事業者を支援するため、福岡県中小企業生産性革命支援補助金(テレワークツール導入支援型)を受け付けています。これは、国から一旦IT導入補助金の支援を受け、尚且つ一定比率の売上減少が見られる事業者を対象に、さらに追加的な補助を行うための補助金です。補助比率は、国の補助金申請時に補助対象経費と認められた金額の1/12に該当し、支給上限は56万2,500円に定められています。このように、IT投資を行う事業者に対し念入りなサポートが実施されることで、福岡県内の企業に在宅ワーク求人を増やしやすい環境が創出されていくでしょう。

住宅面では、「住宅流通・多世代居住リノベーション推進事業」というサポートを実施しています。これは、中古住宅の流通促進と多世代居住の推進を同時に目指した政策で、中古住宅を購入した上で、多世代居住用にリノベーション工事を行う家庭に対して費用の一部を負担します。注意すべき点は、リノベーション工事は必ず交付決定通知を受け取ってから着工するということです。さらに、工事が無事完了した場合は、30日以内に報告書提出を済ませるよう求められています。

県のスローガンや子育て、就業、税金面の優遇などそこに住む為の有益な情報や独自の記事

福岡県はいくつかのスローガンを掲げていますが、その一つが「ワンヘルス推進」です。これは人と動物の健康、さらに環境の健全性、この三つを一体の「健康(ヘルス)」と捉え、その実現を念頭に各行政課題へ取り組んでいく姿勢です。まず、子育て支援の観点では、子ども医療費支給制度を設け、胎児から中学3年生までの子供が大幅な医療費の補助を受けられます。例えば、入院の場面では、3歳児から中学3年生まで、1日当たり500円(月上限7日)の自己負担で医療サービスを受けられる仕組みになっています。

就業支援では、おおむね39歳までの若者を対象に、県内4カ所の若者就活支援センターにて、個別就職相談をはじめ、各種セミナー・社会人インターンシップ、就活・キャリア関連書籍の無料貸出など多様なサポートを展開しています。そして、税の優遇措置として代表的なのは、県・市町村が条例で定めた組織・団体に寄付を行った場合に、個人県民税の一部が控除されるという寄付金控除制度です。控除額は、(寄付金額-2000円)×10%で算出されますが、県と市町村が共通して指定した寄付先でなければ10%の比率は適用されません。

人口・面積・世帯数

令和3年9月1日時点での福岡県の人口は約513万人で、世帯数は233.5万世帯を記録しています。都道府県の総人口としては、北海道に次いで全国9位に位置しています。面積は約4976平方キロメートル、全国では29番目の広さとなり、九州内では5番目の広さです。

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